ラグビー田中史朗選手が現役引退を発表

NECグリーンロケッツ東葛に所属するスクラムハーフの田中史朗選手が、2023-24シーズン終了をもって現役を引退することを発表した。

田中選手は1985年1月3日生まれの38歳。NECグリーンロケッツ東葛では3年間プレーし、20キャップを数えた。通算の公式戦出場数は147キャップ、日本代表としては75キャップを獲得している。

田中選手は引退に際し、次のようにコメントした。「ラグビーワールドカップ3大会に出場し、2019年には日本代表初のベスト8を成し遂げることができました。今日までラグビーを続けてこられたのは、共に戦った仲間たち、支えてくださった関係者の方々、そしてファンの皆様の多大なる応援のおかげです」

特に2019年のラグビーワールドカップでは、日本中が「ONE TEAM」となって国歌を大合唱したことや、パレードに多くのファンが集まってくれたことに感激し、涙を流したという。

田中選手は「NECグリーンロケッツ東葛での試合はまだ続きます。全力で戦い抜きますので、最後まで変わらぬ熱いご声援をよろしくお願いします。そしてこれからも日本ラグビーをよろしくお願いします」と、ファンに向けてメッセージを送った。

長きにわたり日本ラグビー界を牽引してきた田中史朗選手。最後のシーズンとなる2023-24シーズンでの活躍にも注目が集まる。