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天郷醸造所が萬年亀酒造の事業承継を経て福智町で日本酒製造を開始

福岡県田川郡福智町の株式会社天郷醸造所は、2026年10月1日に萬年亀酒造株式会社の清酒製造免許を福智町の新蔵へ移転し、日本酒の製造を開始しました。2025年9月1日に取得した「その他の醸造酒」免許に続き、後継者不在で廃業の危機にあった1892年創業の同社を事業承継したことで、二つの免許を持つ蔵となりました。134年の歴史を受け継ぎ、地域の恵みを生かした酒造りを進めていきます。

事業承継により清酒製造免許を移転し製造開始

国内向け清酒の新規参入が制限されるなか、株式会社天郷醸造所は所定の申請・審査を経て2025年9月1日に「その他の醸造酒」の免許を取得し、醸造を開始しました。その後、同じ福岡県で130年以上にわたり清酒を製造してきた萬年亀酒造株式会社の全株式を2025年12月に取得しました。

2026年10月1日、田川税務署にて清酒製造免許の交付を受け、福智町の新蔵への免許移転に伴う事業承継が完結しました。代表取締役の中山雄介氏は「いただいたご恩と託された責任を胸に、仲間とともに酒造り・町造り・人造りに励み、次の世代がふるさとに希望と誇りを持てる未来を育んでまいります」とコメントしています。

福智町の米や水と雅楽を用いた酒造り

同醸造所では、福智町の合鴨農法・無農薬無肥料の山田錦やヒノヒカリなどの米、敷地内の天然伏流水の井戸水を使用し、発酵中に雅楽を響かせる製法を取り入れています。日本酒に加え、地元産を中心とする副原料を用いたその他の醸造酒を通年で醸造します。

なお、同社の「在る宵 天郷」は2026年5月に第79回カンヌ国際映画祭の公式酒に選出されたほか、同年9月にはミラノ酒チャレンジでベストデザイン賞を受賞しています。

11月1日に蔵開きを開催し新清酒を発表予定

天郷醸造所では10月に清酒の初仕込みを行い、11月後半の発売を予定しています。それに先立ち、2026年11月1日には事業承継の報告や新たに醸す清酒の発表、先行予約販売を行う蔵開きが開催されます。

また、10/2以降は蔵内や仕込み風景の取材対応を受け付けており、現在展開されているアンブレラブランド「在る宵」シリーズ(「天郷」「緒奏」「寒夜」「小暖」「陽香」)の取り扱いに関する事業者からの問い合わせも受け付けています。

会社概要

株式会社天郷醸造所

  • 代表取締役:中山雄介
  • 所在地:福岡県田川郡福智町上野3109番地38
  • 事業内容:清酒及びその他の醸造酒の製造・販売(清酒は2026年10月1日より)
  • 公式HP:https://amanosato-sake.com/
  • 公式販売サイト:https://shop.amanosato-sake.com/
  • 電話番号:0947-85-8540

萬年亀酒造株式会社

  • 創業:1892年(明治25年)
  • 所在地:福岡県久留米市三潴町草場68番地4
  • 沿革:2025年12月に株式会社天郷醸造所が全株式を取得

本記事は株式会社天郷醸造所の発表をもとに作成しました。

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