Dellows News

なかよし学園がキーウの地下でウクライナ市民と音楽やダンスのPEACE LIVE実施

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、2026年9月に実施した「ウクライナ平和教育プロジェクト2026」の活動中、ウクライナの首都キーウで出会った市民との交流から、音楽とダンスによる「PEACE LIVE」を行いました。街を歩いていた際に声をかけられたことをきっかけに郊外の地下BARを訪れ、現地市民のダンスに対して同団体代表の中村雄一氏がギター弾き語りで応える文化交流が実現しました。戦時下においても日常を生き、表現を続ける人々の姿に触れる機会となりました。

偶然の出会いから実現した地下空間での交流

2026年9月3日、なかよし学園代表の中村雄一氏と事務局長の中村里英氏は、現地の現状を学ぶためキーウ市内を歩いていました。同日には独立広場を訪れて追悼空間を見学し、市民や若者から戦争下での生活や思いを聞き取る活動を行っていました。

夕方に街を歩いていたところ、Oksana Lavryk氏からダンスの誘いを受け、案内された地下のBARを訪れました。絵画や本、楽器などが並ぶ空間で、Oksana Lavryk氏による2部構成の力強いダンスパフォーマンスが行われ、予定外の形ながら現地の人々の表現に触れる時間となりました。

言葉を越えたダンスと日本からの歌の応答

国連人権監視団の報告によると、2026年8月だけでもウクライナでは少なくとも372人の民間人が死亡し、2,349人が負傷しています。ミサイルや長距離ドローンなどの長距離兵器は民間人死傷者の47%を占め、都市部でも被害が発生しています。国連も2026年9月に市民生活への危険が継続していると報告していますが、現地では過酷な状況下でも日々の生活や文化表現が続けられています。

Oksana Lavryk氏のダンス終了後、中村雄一氏はギターを手にステージへ上がり、なかよし学園校歌「LOVE OTHERS」を歌いました。他者を愛する気持ちを込めた歌を通じて、現地のダンス表現に対し日本の文化で応える双方向の交流が行われました。

翌日には至近距離でドローン着弾の現実

交流の翌日となる9月4日、一行がキーウで活動を続けていた最中、キーウ中心部のウクライナ保安庁(SBU)本部がロシアのドローン攻撃を受けました。現地報道によると市中心部で爆発が発生し、少なくとも12人が負傷しました。

中村雄一氏と中村里英氏は着弾地点から約100メートルの場所に位置しており、周囲に消防や救急車両が集まり交通規制が敷かれる事態に直面しました。文化交流が行われた前夜と、攻撃が発生した翌日の出来事を通じ、現地の日常と戦争が隣り合わせにある状況が示されました。中村雄一氏は、戦争の中でも人が人を愛することや表現することをやめない姿勢そのものが平和をつくる行動になると振り返っています。

  • 実施期間:2026年9月2日~12日
  • 実施団体:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
  • 参加者:代表 中村雄一/事務局長 中村里英
  • 活動地域:キーウ、リビウほか
  • 主な活動:平和教育、未来のまちづくり、文化交流、創造性教育、防災教育、環境教育、現地調査

本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間