日本を好きな国は? 関心度ランキング

Preply Inc.とMeltwaterが共同で実施した世界各国の「日本に対する関心度」調査の結果が2024年4月23日に発表された。調査では、2023年1月1日から12月31日の期間に「Japan」というキーワードの検索結果が最も多かった国を対象に、「ポジティブな感情を含む投稿」と「ネガティブな感情を含む投稿」がそれぞれ最も多かった国のランキングを算出した。

日本への好感度が最も高かったのはベトナムで、78.3%の投稿がポジティブな感情を含んでいた。特に経済やビジネス関連のトピックに対する関心が高く、日本の経済成長やビジネス・産業などにポジティブな興味関心を持っているベトナム人が多いことがわかった。2位はデンマークで50.3%、3位はドイツで40.3%だった。

一方、日本に対するネガティブ感情が最も高かったのはマレーシアで34.1%、次いでフィリピンの23.9%、ブラジルの19.8%という結果になった。マレーシアとフィリピンではニュースに対するネガティブ感情が高く、ブラジルでは日本訪問や日本在住に関する文化の違いや社会問題についての議論が目立った。

また、Preplyのデータによると、同プラットフォームを利用して日本語を学習している外国人の35%がアメリカ、24%がアジア太平洋地域、17%がEU諸国に在住しているという。日本語学習の目的は「趣味」が42%と最多で、次いで「移住」「仕事」などが挙げられた。

本調査は、言語学習プラットフォームを提供するPreplyと、メディアインテリジェンス・ソーシャルアナリティクス企業のMeltwaterによる初の共同調査である。調査期間は2022年1月1日から2024年4月11日までで、Meltwaterのセンチメント分析ツールやahrefs、Googleトレンドなどを用いてデータを分析した。