EMLink、新たなスマート点検機能をリリース

設備保全総合研究所(EML)は、プラントや工場に特化した設備管理クラウド「EMLink」に新機能「スマート点検機能」を追加した。この機能は、ユーザーが自由に設計した点検帳票を基に、パソコンやiPad/iPhoneを使って現場の点検記録をデジタルデータとして入力できる。通信環境がない場所でもiPad/iPhone向けアプリを使用でき、どこでも点検作業を行うことが可能だ。点検記録はEMLink内の設備台帳とシームレスにリンクし、記録の管理が簡素化される。

EMLinkは、最大50ユーザーまで対応する基本プランを提供しており、製造、保全、生産管理などの各部署でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。柔軟な機能設計により、組織内のデータ採取活動を統合する。

新機能の主な特長は、現場でのデジタルチェックリストの活用、点検記録の一元集約と可視化、構造化データの蓄積、柔軟な点検チェックリスト設計などだ。これにより、現場から経営層までの情報集約と可視化が一層強化される。

EMLinkは、プラントや工場向けの設備管理サービスで、コスト削減、リソース効率化、管理体制強化を目的としている。化学・素材系の製造業やタンクターミナルなどを中心に、日本全国で導入が進んでいる。設備と紐づけた形で構造化データを蓄積し、時系列・相関分析などの解析が容易になり、効率的な設備管理を実現する。

設備保全総合研究所は、総合インフラメンテナンス企業であるマイスターエンジニアリングからスピンオフした企業で、プラント・工場向けのDXソリューションを提供している。設備管理クラウド「EMLink」の提供や各種産学連携事業を通じてプラント・工場現場における産業DX推進を目指している。

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