バルテス、金融機関向けにAML対応システムの品質保証サービスを提供開始へ
ソフトウェアテストおよび品質向上支援を行うバルテス株式会社は、金融機関を対象に、アンチ・マネー・ローンダリング(AML)および犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯収法)への対応に伴うシステムの品質保証を支援するサービスの提供を開始します。AMLに関する専門知識とソフトウェアテスト・品質保証の知見を組み合わせ、AML対応システムの第三者検証やテストシナリオ作成、ユーザー受入テスト支援などを展開します。法令やガイドラインなどの規制要件、AML業務の特性を踏まえた品質確認を行うことで、金融機関におけるシステムの品質向上を支援する方針です。
法改正に伴うシステム見直しの背景
2027年4月1日から、犯罪収益移転防止法施行規則の改正によって金融機関の口座開設等における本人確認方法が見直されます。この制度変更に伴い、金融機関では業務プロセスに加え、本人確認や取引管理に関わるシステム要件や仕様の見直しが求められています。また、国内外の規制対応や取引のデジタル化を背景にAML対応システムへの要求が複雑化しており、仕様通りの動作確認だけでなく法令やガイドラインの内容がシステムへ正しく反映されているかの検証が重要視されています。
AML対応システムに特化した5つの支援内容
本サービスでは、AML対応システムの企画・要件定義からテスト、ユーザー受入テストまで、プロジェクトの状況に応じて以下の支援を提供します。
- CAMS認定資格保有者による要件レビュー:AML分野の国際資格「CAMS(Certified Anti-Money Laundering Specialist/公認AMLスペシャリスト)」の知識を生かし、上流工程から規制要件がシステム設計やテストへ反映されているかを確認します。
- AML対応システムの第三者検証:システム改修や制度対応について客観的に検証し、テスト計画の策定から設計・実施まで一貫して支援します。
- AMLテスト計画・仕様の確認支援:既存のテスト計画や仕様をAML業務や規制要件の観点から確認し、抜け漏れや改善点を整理します。
- AMLシナリオ作成支援:実際のマネー・ローンダリングの手口を踏まえたテストシナリオを設計し、不審な取引を適切に検知できるか確認します。
- AMLユーザー受入テスト支援:利用部門が実際の業務を想定して行うテストの計画・実施を支援し、業務上必要な観点から品質を確認します。
品質確認における3つの観点

品質確認においては、主に以下の3つの観点から検証が行われます。
- 規制要件の確認:犯収法や金融庁のガイドライン、FATF(金融活動作業部会)のFATF勧告などを踏まえ、求められる内容がシステム要件やテスト仕様に反映されているかを確認します。
- 検知の妥当性確認:実際のマネー・ローンダリングの手口を想定した取引パターンをもとに、検知すべき取引が適切に検知されるかを確認します。
- システム連携の品質確認:勘定系システムや顧客管理システム、本人確認関連システム、制裁リストなどの外部データとの連携が適切に行われているかを確認します。
バルテス株式会社は今後も、AML対応システムに関するテスト観点や検証手法の標準化、人材育成を進め、サービスの拡充と金融機関のシステム品質向上に取り組むとしています。
会社概要
バルテス株式会社
- 代表者:代表取締役会長 田中真史、代表取締役社長 田邊浩一
- 本社所在地:(大阪本社)大阪市西区阿波座1-3-15 関電不動産西本町ビル8F、(東京本社)東京都千代田区麹町1-6-4 住友不動産半蔵門駅前ビル11F
- 設立:2023年4月6日(2023年10月にバルテス分割準備株式会社から商号変更)
- ウェブサイト:https://www.valtes.co.jp/
本記事はバルテス株式会社の発表をもとに作成。
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