花王×コーセーがサステナ領域で協働、ボールペンを用いたデザインコンテスト実施

花王とコーセーは、2021年10月より化粧品事業のサステナビリティ領域で包括的な協働を進めている。2024年6月からは、多摩美術大学の学生を対象に、両社の研究所で品質追求・管理の過程で商品にならなかったメイクアップ化粧品をアップサイクルした水性ボールペン「SminkArtペン(スミンクアートペン)*1」を用いたデザインコンテスト「Makeup Art Pen Award 2024」を開催した。

10月9日に行われた最終審査では、グランプリに多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科の関原優奈さんの「バタフライエフェクト」が選ばれた。そのほか、花王賞、コーセー賞、多摩美大賞、SminkArt賞、優秀賞5作品が決定し、同日、各賞を受賞した学生が表彰された。

グランプリ
作品名:「バタフライエフェクト」/作者:関原 優奈(せきはら ゆうな)

受賞作品は、花王本社内やコーセーの「Maison KOSÉ」各店舗で展示されるほか、花王の公式SNSでも発信される予定だ。また、表彰式後には受賞者と1次審査入賞者約20名が両社オフィスを訪問し、クリエイティブ部門の社員と交流した。

花王の前澤洋介上席執行役員化粧品事業部門長は、「今回のデザインコンテストを通して、メイクアップ化粧品がアップサイクルされた『SminkArtペン』と、芸術・文化に関わる未来を担う学生の皆さんの想像力が合わさり、美しい作品が生み出されていく、無限の可能性を感じました」とコメントした。

コーセーの原谷美典取締役経営企画部長は、「今回のデザインコンテストでは、多摩美術大学の学生さんが『SminkArtペン』のもつ化粧品の特長を活かし、さらにサステナビリティに対する想いも込められた、個性豊かな作品を制作いただきました」と述べた。

*1 株式会社モーンガータの登録商標。同社はコスメの中身をアップサイクルする事業を展開している。

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