高校生が地域資源活用のカプセルトイ開発、「串本がちゃ」プロジェクト始動
和歌山県串本町で、和歌山県立串本古座高等学校の生徒と地元企業や自治体が連携し、「串本がちゃ」の制作を開始した。これは、学生主体で進める地域活性化プロジェクトで、「教育」と「まちづくり」をテーマに、串本町の名所や特産品をモチーフにしたカプセルトイを企画・販売することで、地域の観光資源や文化を広く発信し、持続可能なまちづくりに貢献することを目指している。
本プロジェクトには、串本古座高校の2年生有志6名が授業の一環として取り組んでおり、地元企業や自治体と連携した産学官連携モデルとなっている。生徒たちは串本の特産品や観光名所について学びながら、製品の企画・開発から販売までの一連のプロセスを体験し、経済の基礎知識や販売方法を実践的に学ぶ予定だ。全11回の授業を通して完成する「串本がちゃ」は、2025年春頃に串本町内で販売される予定となっている。
本プロジェクトの企画・運営は、オーエス株式会社とTAKUTOグループが担当。オーエスは2020年より、白浜町でリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR」を運営しており、地域と人々をつなぐ様々な取り組みを行ってきた。2024年3月には、白浜町との地域活性化を目指した包括連携協定を締結し、企業誘致や地域連携事業を推進している。今回、こうした白浜町での活動を基盤に、オーエスとTAKUTOグループが、串本町の地域事業者に呼びかけ協力を実現した。
今後は、事業ノウハウや経営資源を活かし、パートナーとともにさらなる地域活性化を目指していく。