プレテリス・ホールディングス、残土マッチングサービスツチオクを提供開始
プレテリス・ホールディングス合同会社は、2026年10月1日、工事で出る残土(建設発生土)を出す事業者と受け入れる事業者をつなぐマッチングサービス「ツチオク」(https://tsuchioku.com )の提供を開始しました。土を出す事業者が案件を登録すると現場近くの受入事業者に通知が届き、提示された条件や現場からの距離を比較して受入先を選定できます。
電話中心の残土探しと管理負担の軽減を目指す
工事に伴う残土の処分先探しは電話で行われることが多く、近隣で見つからない場合は遠方の処分場まで運搬する費用と時間が課題となっていました。国土交通省「平成30年度建設副産物実態調査」によると、工事現場の外へ搬出された建設発生土は年間約1億3,263万m³にのぼります。
また、資源有効利用促進法の省令改正に伴い、2023年1月からは元請業者による適正搬出先の確認や受領書の受取・確認が求められるようになりました。計画作成が必要な工事の対象が建設発生土1,000m³以上から500m³以上に拡大されたほか、2024年6月からは搬出先から他へ搬出された場合の記録の作成や工事完成後5年間の保存も義務付けられています。同サービスは、処分先を探す手間に加え、搬出先の確認や記録にかかる手間の軽減を目的に開発されました。

条件比較や書類作成に対応する機能

ツチオクでは、土を出す事業者が場所・土量・土質・搬出時期を登録し、内容確認を経て公開されると近隣の受入事業者に通知が届きます。公開情報をもとに整備された全国47都道府県・約1,860件のストックヤードなどの受入先情報を検索することも可能です。受入側からの応募には受入単価(円/m³)、運搬費(込みか別か)、受入時期が提示され、現場からの距離(km)や評価を並べて比較できます。土量1,000m³以上の案件では分割して複数社を選ぶこともできます。
取引の安全性に配慮し、登記簿謄本の確認状況や取引件数、取引完了率、評価件数が表示されるほか、事前に案件ページ上で質問と回答を行う機能も備えています。応募一覧では会員No.が表示され、取引成立後に手数料の支払いが確認された段階で社名と連絡先が双方に開示されます。さらに、土砂受領書、土砂等管理台帳(様式第17号)、土砂搬入搬出管理票(様式第4号)、再生資源利用促進計画書、搬出先の確認結果票をPDFで作成できるツールや、土量に応じたトラック台数や費用の目安を算出するシミュレーターが会員登録不要の無料で提供されています。
取引成立時のみ発生する料金体系と今後の展開
料金体系は会員登録、案件の閲覧・検索、案件登録、応募が無料となっており、入会金や月額費用はかかりません。手数料は取引成立時のみ発生し、出す側と受け入れる側の双方が流通量1m³あたり200円(税別)を支払う仕組みです。1取引の最低額は1万円(税別)で、50m³未満は一律1万円となります。処分費や運搬費などの取引代金は当事者間で直接やり取りを行います。また、提供開始を記念し、2026年10月15日までの登録者を対象に、初回取引の手数料を最大30,000円割引するクーポン(税別の手数料から割引・1回限り・発行から90日以内に利用)が発行されます。
代表社員の國本 洋輔氏は、案件を一度登録すれば近隣の受入事業者に届き条件と距離を比較して選べる場所として開発したと述べており、まずは愛知県での利用を通じて現場の声を取り入れながら改善を進める方針を示しています。今後は愛知県を起点に建設会社、土木会社、解体業者、ストックヤード運営事業者への利用を広げ、機能の追加を進めていくとしています。
会社概要
- 商号:プレテリス・ホールディングス合同会社(PRAETERRIS HOLDINGS LLC)
- 所在地:〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24番5号 第2森ビル401
- 代表社員:國本 洋輔、小野 隆士
- 設立:2026年5月20日
- 事業内容:建設発生土・残土のマッチングサービス「ツチオク」の運営
- URL:https://praeterris.com
本記事はプレテリス・ホールディングス合同会社の発表をもとに作成しました。
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