世界の製造業従事者に調査、創造性向上への取り組みに関して
株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」は、国連総会で制定された「創造性とイノベーションの日」(WCID)に合わせ、世界の製造業従事者の創造性向上への取り組みについて調査を実施した。
調査は2024年4月に日本・米国・ドイツの製造業従事者を対象にオンラインアンケート形式で行われ、各国約500件の有効回答を得た。
創造性向上への取り組みについては、3カ国で大きな差異は見られなかった。日本の具体的な取り組み事例としては「本を読む」「美術館に行く」「自然と触れ合う」などが多く、「ものづくり・共創活動」といった回答も見られた。
取り組みの理由については、どの国も1位が「スキルアップ」、2位が「仕事の質向上」だった。3位は日本が「業務効率改善」、米国・ドイツが「新しい仕事へのチャレンジ」と差が見られ、日本は現状改善意識が高く、米独は未来への挑戦意識が高いことが示唆された。
創造性向上にかける時間と意識については、日本は「十分な時間をとれていない」割合が61.7%と最も高く、「もっと時間をとりたい」割合も83.3%と最高だった。ドイツは「十分な時間が取れている」割合が70.2%と最も高かった。
阻害要因としては、日本とドイツは「仕事が忙しく取り組む時間がない」が最多で、米国は「仕事が忙しく体力がない」が多かった。