エクサ、製造業向けデータ整備ソリューションBEAVELの提供を開始へ
株式会社エクサ(本社:神奈川県横浜市西区みなとみらい、代表取締役 社長執行役員:林 勇太)は、製造業における製品情報の一元管理と活用を促進するため、データ整備の負荷を軽減するソリューション「BEAVEL™(ビーベル)」の提供を開始します。生成AIとAI-OCRを組み合わせることで、図面やカタログなどの非定型データから必要な情報を抽出し、業務システムで利用可能な構造化データへと整えます。

非定型データによるデータ整備の負荷と課題
製造業において、図面、仕様書、カタログなどに記載された製品情報は重要な情報資産であり、迅速な情報提供やデジタル活用を進めるためにPIMをはじめとする一元管理基盤が活用されています。しかし、これらの情報は紙やPDFといった非定型データとして各部門に散在しており、PIMに登録可能な形式へ整えるためには人手による膨大な作業が必要でした。
エクサが支援してきたプロジェクトにおいても、製品情報3万件の整備に計60人月を要したり、従来のOCRツールを導入しても結果の手修正に計24人月を要したりするなど、工数の増加が課題となっていました。主な要因として、情報の分散により最新版の特定に時間がかかる点、フォーマットの違いによる手作業の転記、表記や単位の不統一による確認・修正作業が挙げられます。また、導入後も仕様変更や新製品の追加に伴う更新作業が継続して発生し、デジタル活用に着手しづらい状況が生じています。
生成AIとAI-OCRの連携で工数を73%削減

BEAVELは、生成AIとAI-OCRを組み合わせることで、文字情報だけでなく項目の意味や表の構造、レイアウト上の関係を捉えて製品情報を抽出します。表記揺れや単位を統一してPIMのデータ項目に対応づけることで、人手による抽出、転記、確認、修正の負荷を軽減します。
エクサの実証実験では、非定型データからの抽出精度を70%から97%へ引き上げ、従来の手作業と比較してデータ整備工数を73%削減しました。カタログ1ページ(約30アイテム、約200項目)の処理時間は42分から10分30秒へと短縮されています(※1)。整備したデータはAPIを通じてPIMへ直接登録できるほか、抽出結果や修正履歴を学習してプロンプトを自動調整する自己学習機能も備えています。
(※1)実証実験の数値はエクサにおける実証実験の結果に基づきます。対象ドキュメントの複雑さにより精度・時間は変動します。
業務システム連携とAIエージェントによる展開
BEAVELは今後、PIM向けのデータ整備にとどまらず、ERP、SCM、PLM、CRMなどの業務システムへ対象範囲を広げ、購買情報、顧客の活動履歴、VOC(顧客の声)などのデータ統合を進める計画です。統合したデータをAIエージェントが活用することで、自動設計、見積もり、需要予測といった業務の高度化や予測精度の向上などへの展開を予定しています。
株式会社エクサのエンタープライズサービス本部長である天野 高宏は、データの整備から将来的なAIエージェントによる業務高度化まで、データドリブンな変革を推進する旨を述べています。
株式会社エクサについて
- 会社名:株式会社エクサ
- 概要:JFEスチールを母体とし、キンドリルジャパンを親会社に持つITサービス会社
- 所在地:〒220-8560 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-5 横浜アイマークプレイス2F
- ホームページ URL:https://www.exa-corp.co.jp/
- BEAVEL ソリューションページ:https://www.exa-corp.co.jp/solutions/beavel/
- お問い合わせ先 E-mail:sol-promo@exa-corp.co.jp
本記事は株式会社エクサの発表をもとに作成されています。
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