早大と三菱電機が国際標準化教育を強化

早稲田大学と三菱電機は、経済産業省の「特定新需要開拓事業活動計画認定制度(OCEANプロジェクト)」の認定を取得した。この制度は、企業と大学等が共同で実施する研究開発について、標準化と知的財産を一体的に活用するオープン&クローズ戦略の策定・活用を促進するための計画認定制度を指す。

両者は2023年11月に包括連携協定を締結し、分散型エネルギー普及時代の課題解決を目指した研究を進めている。今回の認定取得は、エネルギーマネジメントシステムや室内環境の分野において、オープン戦略とクローズ戦略を明確にし、市場拡大と日本の産業競争力強化につなげることが目的だ。

今後は、カーボンニュートラルとウェルビーイングの両立を見据えたシステム・機器の提案や、国際標準化の知見を活用した実践的な教育と実習教育の強化により、国際的に活躍できる人材の育成に取り組む。

本計画認定における主な活動内容と目指す成果は以下の通り。

  1. エネルギーマネジメントシステムと室内環境システムの普及に向けたオープン&クローズ戦略の策定と推進
  2. 電力事業者と需要家の双方に有益なシステム・機器の提案
  3. 産業の国際市場獲得に向けた未来の国際標準化博士専門人材の輩出
  4. 国際標準化の知見を活用した実践的な教育とオープン&クローズ戦略に最適化させた実習教育の強化

早稲田大学と三菱電機の取り組みは、日本のカーボンニュートラルとウェルビーイング実現に向けた重要な一歩となるだろう。

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