冷凍宅配弁当サービスの認知度・利用率は?イメージを200人に調査
株式会社しんげんが運営する主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が、「冷凍宅配弁当」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。調査は2024年4月にインターネットで行われ、対象は成人男女200人(男性76人、女性124人)だった。
冷凍宅配弁当サービスの利用経験については、「利用経験無し(サービス内容は知っている)」が43.5%で最多だった。次いで「過去に利用していた」が23.5%、「利用経験無し(サービス内容も知らない)」が19%と続いた。6割以上の人が現在過去問わず利用経験がないことが分かった。
未利用者からは、「値段が高い(自炊したほうが経済的)」「サービスが多くてどれが良いのか分からない」「美味しくないかもしれない」といった意見が挙げられた。過去利用者からは、「ある特定の時期だけ利用していたが、その時期が過ぎて必要がなくなって利用をやめた」「量や味に不満があった」などの声があった。
冷凍宅配弁当サービスの良いイメージとしては、「料理の手間がなくなる」が78.4%で1位、「時短になる」が59.9%で2位だった。一方、悪いイメージは「価格が高い」が54.9%で1位、「冷凍庫の場所が困る」が36.4%で2位となった。
知名度の高い宅食サービスは、「コープデリ(生協)」が66%で1位、「Oisix」が65.5%で2位だった。冷凍宅配弁当以外にもミールキットや冷蔵の宅配弁当などを提供しているサービスの認知度が高い傾向にあった。
今回の調査から、冷凍宅配弁当サービスは内容を知っていても利用には至っていない人が多いことが明らかになった。簡単に食事の準備ができる点は評価されているものの、価格の高さや冷凍庫スペースの確保が課題となっているようだ。