日本DX大賞2024決勝大会、132件の応募から選ばれたファイナリストを発表
日本DX大賞実行委員会は2024年6月17日から21日にかけて「日本DX大賞2024」の決勝大会をオンラインで開催する。本大会では、行政機関や民間企業によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の先進事例が一堂に会し、その取り組みを表彰する。
「日本DX大賞」は今年で3回目を迎え、「行政機関・公的機関」「ビジネストランスフォーメーション(BX)」「マネジメントトランスフォーメーション(MX)」「サステナビリティトランスフォーメーション(SX)」「カスタマーエクスペリエンス(CX)」の5部門に分かれている。それぞれの分野でDXを牽引する企業や団体が発表を行う。
各部門には多彩な顔ぶれが名を連ねた。行政機関・公的機関部門には、産業DXに取り組む佐賀県や、全国初の自治体専用生成AIプラットフォームを導入した都城市などがエントリー。BX部門では、製造業の株式会社バルカーが設備点検プラットフォームでSaaS事業に挑戦。MX部門では、日清食品ホールディングスが経営トップの発信で全社的な生成AI活用の企業風土を醸成した。SX部門には、宇宙×水道DXを手がける株式会社天地人など、社会課題解決型のプロジェクトが並ぶ。CX部門では、ファッション領域でのChat GPT活用や、リアルとデジタルの融合による体験価値の提供に取り組む企業が多かった。
審査は各分野の専門家が担当。戦略性や革新性、成果、組織への浸透度などの観点から評価が行われる。6月21日に開催される表彰式では各部門の大賞、優秀賞に加え、特別賞やスポンサー賞など、多様な観点からDXの優れた取り組みが表彰される。
エントリー総数132件から選出されたファイナリストによる熱き戦いに注目が集まる。