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癒合会、自己頬脂肪由来幹細胞による認知機能障害治療を10月1日開始へ

高輪クリニックグループ(https://takanawa-clinic.com/)を運営する医療法人社団癒合会は、頬脂肪由来幹細胞を用いた認知機能障害に対する第二種再生医療等提供計画について、再生医療等安全性確保法に基づく届出が2026年8月6日付で受理されたと発表した。10月1日より、高輪和合クリニックおよび東京塔医院において治療提供を開始する。患者本人の頬脂肪(Buccal Fat Pad)から採取した幹細胞を培養し、静脈内投与を行う手法を採用している。

なお、本治療は保険適用外の自由診療となる。本提供計画は第二種再生医療等提供計画として受理されたものであり、国が有効性・安全性を承認したものではなく、治療効果には個人差があり効果を保証するものではないとしている。

頬脂肪由来幹細胞の採用と医科歯科連携体制

国内で実施されている脂肪由来幹細胞を用いた再生医療では腹部皮下脂肪を採取する方法が一般的だが、本提供計画では口腔内に存在する頬脂肪体(Buccal Fat Pad)から採取した幹細胞を使用する。頭頸部組織に位置する頬脂肪体は、発生学的背景について神経堤細胞(Neural Crest Cells)との関連が報告されており、医療法人社団癒合会では神経組織との親和性に関する研究知見を踏まえながら可能性を探求している。

口腔内から採取するため皮膚切開を必要とせず採取部位が外見に現れにくいほか、歯科医師が日常診療で取り扱う口腔外科領域で採取できる特徴を持つ。主に歯科医が口腔内から頬脂肪を採取し、細胞培養加工施設で幹細胞を培養した上で再生医療として投与するという、医科歯科連携体制を構築している。

細胞培養と品質管理のプロセス

採取された組織は、医療法人社団癒合会が連携する細胞培養加工施設(CPC)において培養される。培養工程では再生医療等安全性確保法および関連法令・指針に基づき、細胞の培養、品質管理および安全性確認が実施される。

培養終了後は細胞の品質試験を経て、医師による診察・適応判断のもとで患者本人へ投与される。他家細胞を用いず患者自身の細胞のみを使用する自己細胞治療として位置付けられている。

今後の展望と研究方針

医療法人社団癒合会では、本提供計画を口腔由来組織を活用した再生医療プラットフォーム構築の第一歩と位置付けている。今後は頬脂肪由来幹細胞に加え、歯髄由来幹細胞などを活用した神経再生医療の準備も進めており、将来的には脳神経疾患や神経障害などへの応用可能性についても研究を進めていく予定としている。大学や研究機関、医療機関との連携を通じて、エビデンスの蓄積と医療の質の向上に取り組んでいく方針だ。

高輪クリニックグループ理事長の会田 光一氏は、安全性を最優先に患者に寄り添った医療の提供を目指すとともに、医科歯科連携の強みを活かした医療モデルの発展に取り組む意向を示している。また、総院長の陰山 泰成氏は、安全性と科学的妥当性を重視しながら臨床経験を積み重ね、より質の高い再生医療の提供を目指すとしている。

医療法人社団癒合会の概要

医療法人社団癒合会は、内科・皮膚科・歯科などを連携させた包括的な医療を提供している。

  • 所在地:東京都高輪4-23-6  ハイホーム高輪201(本部所在地:東京都港区)
  • 理事長:会田光一
  • 設立:平成18年2月24日
  • 電話番号:03-6451-4262

本記事は医療法人社団癒合会の発表をもとに作成。

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