おいしい健康、介護の食事の困りごとを分析 やわらかさの調整や栄養の偏りに悩み
AI献立・栄養管理アプリ『おいしい健康』を運営する株式会社おいしい健康は、Xで実施した「介護の食事応援キャンペーン」に寄せられた声を分析した結果を公表しました。分析によると、介護食における「安全」と「食べたい気持ち」の両立の難しさや、食事を用意する介護者の負担に関する悩みが浮き彫りとなっています。同社は今回集まった声を今後のレシピ開発や情報発信に活用していく方針です。
介護の食事における困りごとの分析結果
厚生労働省の「令和6年度 介護保険事業状況報告(年報)のポイント」によると、要介護・要支援認定者は2025年3月末時点で721万人に上り、前年から12万人増加しています。在宅介護が増える一方、家庭内での食事づくりや介助の困りごとは外部から見えにくい現状があります。
キャンペーンに寄せられた908件の投稿を分析したところ、最も多かった悩みは「やわらかさ・とろみの『ちょうどいい』がわからない」(242件)でした。次いで「食べられるものだけだと、栄養がかたよる」(232件)、「作っても、食べてくれない」(187件)が続いています。
また、安全性や栄養面だけでなく、「家族とは別に、もう一品作る負担」(176件)や「食べさせること自体に、疲れてしまう」(113件)など、食事を用意し介助する側の負担を訴える声も寄せられました。
安全性と「食べたい気持ち」の両立に苦悩する声
投稿には、食べる本人の安全を守りながら食事の見た目やおいしさを保つ過程での具体的な経験が集まりました。
安全のために料理を細かく刻んで出したところ原型がなくなり本人に認識してもらえなかった事例や、本人だけ別の料理にすると寂しく感じるのではないかと配慮しつつも毎日別の工夫を施す負担の大きさなどが挙げられています。また、看護師からは、食べる力に合わせて食事形態を工夫することで食欲が落ちてしまう人が多いとし、嚥下機能に合わせながらおいしさも保てる工夫を求める意見が寄せられました。
株式会社おいしい健康は、寄せられた声を今後の介護向けレシピ開発や情報発信に生かしていくとしています。現在は、噛む力や飲み込む力に配慮した調理方法や食事環境の工夫を紹介する記事や、少量でもエネルギーやたんぱく質がとれる工夫とレシピを紹介する記事を公開しています。
今後は食べやすさに加え、料理の見た目やおいしさ、用意する側の負担軽減にも配慮した提案を強化する方針です。やわらかい食事のレシピを充実させるとともに、家族の食事から取り分けたりアレンジしたりできる介護食レシピの開発に取り組み、介護の食卓を支援していくとしています。
募集および会社・アプリ概要
キャンペーンおよび関連サービスの概要は以下の通りです。
- 実施者:株式会社おいしい健康(代表取締役CEO:野尻哲也)
- 募集期間:2026年8月5日〜8月19日
- 募集方法:X公式アカウント(@oishi_kenko)にて「介護の食事で困った場面」を募集
- 分析対象:寄せられた投稿1,011件のうち、テーマと無関係なものを除外した908件(無作為抽出による統計調査やアンケートではなく、賞品の抽選を伴う募集のため投稿者に偏りあり。数値は該当内容に触れた件数で重複カウントを含む)
- アプリ名:『おいしい健康』(対応端末:iPhone(iOS)/ Android)
- アプリ紹介ページ:https://corp.oishi-kenko.com/products
- App Store:https://oishi-kenko.com/katgut/ios_app_store
- Google Play:https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play
- WEB:https://oishi-kenko.com/
本記事は株式会社おいしい健康の発表をもとに作成しました。一部の認定者数データは厚生労働省「令和6年度 介護保険事業状況報告(年報)のポイント」に基づいています。
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