DC3、大規模アップデートを実施

2024年3月14日、株式会社&DC3は、デジタルデータを「モノ」として扱うことが可能なコンテンツ流通基盤ソリューション「DC3」の大型アップデートを実施した。このアップデートにより、DC3マイルームの機能が向上し、出品者売上への対応も可能となった。これにより、利便性がさらに向上した。

DC3は、株式会社&DC3が提供するソリューションで、デジタルデータを「モノ」として扱うことが可能だ。DC3で流通するコンテンツは、デジタルでありながら、現実世界で「モノ」を所有しているかのように扱うことができる。また、DC3では取り扱うデータのフォーマットを限定していないため、現在流通しているあらゆるコンテンツに対応することが可能だ。これから生まれてくる新しいコンテンツに対応することも可能だ。

アップデートの内容については、DC3マイルームのコンテンツ表示速度が大幅に改善された。これにより、エンドユーザーがより快適にDC3を利用できるようになった。また、DC3マイルームに「ファイリングフォルダ」機能が追加された。これにより、自身が保有するDC3コンテンツをファイリングフォルダに収納することで、3D表示した際に現実世界のファイルに綴じられたような表現が可能になった。

さらに、DC3事業者コンソールがサービス事業者の「出品者売上」へ対応した。これまで、サービスでの委託出品や買取により取引が発生した場合に、出品者に対して支払う「出品者売上」は、サービス事業者が直接出品者に支払うしか方法がなかった。しかし、このアップデートにより、出品者売上の支払い収納代行を株式会社&DC3へ委託することができるようになった。これにより、サービス事業者のサービス運営にかかるコストを更に下げることが可能になった。

この他にも、DC3基盤の高速化・負荷耐性の強化など、多数のブラッシュアップが実施された。今後も、ソリューションの機能強化を進めていく予定だ。

株式会社&DC3は、株式会社セルシスのグループ会社として2022年に設立された。デジタルデータを「モノ」として扱うことで、デジタルコンテンツの流通を実現する基盤ソリューション「DC3」や、電子書籍配信ソリューションの提供を通じ、デジタルコンテンツビジネスの新たな可能性を開拓している。