川崎市とジモティーが連携し大型リユース拠点開設

株式会社ジモティーは、神奈川県川崎市とリユースに関する協定を新たに締結し、2024年4月19日に「ジモティースポット川崎菅生店」を開設した。同店は、ジモティーが運営する官民連携型のリユース拠点で初めての大型店となる。

ジモティーでは、2022年10月に川崎市と共同で開設したリユース拠点「ジモティースポット川崎」において、2023年の1年間で約4万品のまだ使えるモノを必要とする人に譲渡・販売し、約180tのごみ減量に貢献した。これは持ち込まれた不要品の平均重量とリユースされた件数から算出された数値だ。また、ジモティーが運営する4箇所の官民連携リユース拠点では、2023年の1年間で累計11万点のモノがリユースされ、ごみ減量効果は約490tと試算されている。

ジモティースポットは、不要になったけれどもまだ使えるモノを地域のコミュニティ内で譲り合うことができるサービスだ。持ち込み希望者はジモティースポットに持ち込むだけで、手軽に必要とする人に譲渡できる。譲り受け希望者は、持ち込まれたモノの情報をジモティーで検索し、ジモティースポットで引き取ることでマッチングが成立する仕組みとなっている。

この仕組みは、持ち込む住民にとっては気軽にリユースに参加でき、粗大ごみ処理手数料の支払いを削減できるメリットがある。譲り受ける方は、コストの安いリユース製品を利用する選択肢を持つことができる。自治体としては、ごみとして捨てる以外にリユースする選択肢を持つことが可能になり、ごみ減量活動の促進につながる。

ジモティースポット川崎菅生店では、まだ使える家具・家電・子供用品・レジャー用品・衣類・食器・本等の持ち込みが可能で、集まったモノはジモティースポットに訪れるだけで引き取ることができる。不要品を持ち込む際の事前予約は不要だ。

ジモティーでは、現在162箇所の自治体と協力し、全国でごみ減量に向けた取組みを行っている。今後も地元で個人・企業・行政が一体となって持続可能な社会の実現に寄与できるサービスを運営していくとしている。