JRグループ初 リチウムイオン電池火災専用消火器具LionEXを10月発売へ
兵庫県尼崎市に本社を置くジェイアール西日本商事株式会社(代表取締役社長:平島 道孝)は、JRグループとして初めて、リチウムイオン電池火災に対応する専用消火器具「LionEX(ライオネックス)」の販売を2026年10月上旬より開始します。

スマートフォンや電動モビリティ等の普及に伴う発火に対し、鉄道などを安全・安心に利用できるインフラ環境の構築を目指した新たな消火ソリューションとして提供されます。JR西日本グループでの導入を進めるとともに、幅広い事業者への提案を通じて備えの強化や安全性の向上に貢献していく方針です。
「LionEX」は、リチウムイオン電池の熱暴走に起因する火災への対応を目的として開発された専用消火器具です。特殊な消火薬剤による高い冷却効果を備えており、火災の消火を支援するとともに再燃リスクの低減に寄与します。


消火液剤が個体表面に瞬時に広がって迅速な冷却を実現するほか、浸透消火薬剤の沸点が水よりも低いため、熱を速やかに蒸気に変換して冷却効果を最大化します。また、表面張力の低い薬剤が微細な空間にも素早く浸透し、薬剤(液剤)がゲル化等によって一部残留することで、熱の再上昇を抑えて再発火を防ぐ持続効果を持ちます。
商品のラインアップと価格
商品は消火器具タイプ(3種類)とエアゾールタイプ(1種類)の計4種類が用意されます。販売価格は14,000円~87,300円で、発売日は2026年10月上旬を予定しています。
JRバス中国やホテル施設などグループ内での導入展開
JR西日本グループ内では、JRバス中国株式会社およびJR西日本ホテルズで順次導入が開始されます。
JRバス中国株式会社では、一般的な消火器ではリチウムイオン電池特有の発火に対して十分な対応ができない懸念があったことから、万が一の事態を想定した備えとして導入を決定しました。10月上旬より順次、高速トイレ付バス53両および貸切バス47両(計100両)へ「LionEX」エアゾールタイプを導入します。導入に先立ち、8月末には乗務員向けの使用方法研修が実施されました。

また、株式会社ジェイアール西日本ホテル開発においては、10月上旬よりJR西日本ホテルズグループの「ホテルグランヴィア」6館、「ホテルヴィスキオ」4館、「奈良ホテル」「大阪ステーションホテル」「梅小路ポテル」の計13施設において、「LionEX」エアゾールタイプが各ホテルフロントへ配備されます。適正な利用の呼びかけに加え、トラブル発生時にも迅速かつ安全な初期対応が可能な体制を整えるとしています。
本記事はジェイアール西日本商事株式会社の発表をもとに作成されています。
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