BUMP製作ドラマ『30歳目前、人生設計狂いました』、初の地上波放送決定

emole株式会社が開発・提供する1話3分のショートドラマ配信アプリ「BUMP」とフジテレビが運営する動画配信サービスFODが共同制作したドラマ『30歳目前、人生設計狂いました』のBUMP版全30話が、10月3日25時55分から27時25分にかけて地上波で一挙放送されることが決定した。

『30歳目前、人生設計狂いました』は、BUMP版とFOD版の2つのプラットフォームで同時に配信が開始された作品だ。BUMP版は1話約1分半から3分のオリジナルショートドラマ全30話、FOD版は1話約30分のオリジナルドラマとなっており、それぞれのプラットフォームで配信する物語が互いを補完し合う仕様になっている。

配信開始から約2ヶ月あまりで、BUMPのSNSでの切り抜き動画の総再生回数は約5,400万回を超えており、重厚な内容ながらも最後にスカッとできる満足感のある作品として話題を呼んでいる。そんな本作のBUMP配信版全30話が、一夜限りで地上波放送されることになった。BUMPを運営するemoleが製作したオリジナルドラマが地上波で放送されるのは初めてのことだ。

FODで配信中の1話30分のドラマは「泥沼復讐劇の裏側にあった物語」として、BUMP版のショートドラマでは描かれなかった心情描写を垣間見ることができ、両方視聴することでより深くキャラクターの感情に寄り添うことができる。

あらすじは、広告プランナーとして働く矢崎莉乃が、同じ会社の若き社長である江原遼と婚約していたが、遼が部下の佐藤彩と浮気していることが発覚し、莉乃は人生の岐路に立たされるというもの。結婚直前の彼氏、同僚からの裏切りに葛藤しながらも、自らの幸せを奪った人への復讐を計画する。

監督の権野元は、「昨今何かと厳しくなった地上波では出来ない表現に踏み込んで創ろう!というのが取っ掛かりだった」と語り、30話全部繋げての一挙放送に複雑な気分を吐露しつつも、「オンエアを決断してくれたフジテレビさんの勇気に感謝」と述べている。

エグゼクティブ・プロデューサーの澤村直道は、「ショートドラマという新しいフォーマットに最適化したコンテンツが、一本の映像として地上波で放送されることでどんな化学反応が起きるのか、とても楽しみ」とコメント。そして、「そんな機会をくださったフジテレビさんに感謝しております」と語っている。

本作は、石川恋、永田崇人、木村葉月らが出演。10月3日深夜の放送をお見逃しなく。

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