深谷市アグリテックコンテストのファイナリスト6社決定 10月14日に最終審査へ
深谷市は、農業の課題解決につながるビジネスコンテスト『DEEP VALLEY Agritech Award 2026』において、応募の中から厳正な選考を経てファイナリスト6社を決定した。8回目を迎える本コンテストのテーマは『農業×◯◯=未来』で、農業を取り巻く1次から6次産業の過程やフードバリューチェーンにおけるアイデアが幅広く募集された。2026年10月14日(水)に深谷市役所本庁舎にて最終審査および表彰式が実施される。
最終審査に進むファイナリスト6社と提案テーマ
ファイナリストに選ばれた6社およびそれぞれの提案テーマと内容は以下の通り(順不同)。
- 株式会社栄農人(エナジー)(長野県)
テーマ:『農業×継承=未来』 北海道から鹿児島まで全国235haの各地で生産・販売事業を展開する実績を生かし、担い手不足が進む深谷市において、離農する農家の農地や技術を引き継ぐ新たな農業継承モデルの構築を目指す。
- 株式会社ミライ菜園(さいえん)(愛知県)
テーマ:『農業×病害虫予報AI=未来』 気象データや病害虫の発生情報をAIで解析する技術を用い、国の指定野菜に追加されたブロッコリーの産地である深谷市の実情に合わせた病害虫予報サービスを提案する。
- 株式会社オーケープランニング(熊本県)
テーマ:『農業×計量DX=未来』 市販のBluetooth対応のはかりとスマートフォンアプリを連動させ、農産物の重量選別や組み合わせ計量を手軽にデジタル化する仕組みを提案する。
- 株式会社MINORICA(ミノリカ)(沖縄県)
テーマ:『農業×植物エネルギー=未来』 植物強化剤『プラントコール』を深谷ねぎの栽培に取り入れ、高温環境下でも光合成効率の低下を防ぎ、生育と収量を安定させる新たな栽培方法を目指す。
- AGC(エージーシー)株式会社(東京都)
テーマ:『農業×化学技術=未来』 ガラスや化学品分野で培った材料技術を応用し、高温ストレスによる作物の収量・品質低下を抑え、生産者の所得向上につなげる資材を提案する。
- 株式会社FieldWorks(フィールドワークス)(新潟県)
テーマ:『農業×小型ロボット=未来』 深谷市の生産者の声をもとに開発した薬剤散布ロボット『ウネマキ』を活用し、農作業における身体的負担や薬剤接触リスクを軽減する小型ロボットの普及を目指す。
最終審査および表彰式の概要
最終審査と表彰式は、関係機関や一般の参加のもとで開催される。
- とき:10月14日(水)午後1時~(開場=午後0時30分)
- ところ:市役所本庁舎3階大会議室
- 内容:
午後1時~4時30分=最終審査、令和7年度最優秀賞受賞企業である株式会社エンドファイトによる事業進捗報告 午後4時30分~5時30分=表彰式 午後5時30分~6時30分=名刺交換会および展示見学
- 協賛:株式会社シタラ興産/株式会社埼玉りそな銀行/神鋼鋼線工業株式会社/Breakshell Design(ブレイクシェルデザイン)株式会社
- 後援:農林水産省/総務省/埼玉県/株式会社埼玉りそな銀行/一般社団法人ベンチャーキャピタル協会/ジェトロ埼玉
DEEP VALLEY Agritech Awardのこれまでの歩みと支援体制
『DEEP VALLEY Agritech Award』は、『儲かる農業都市』の実現に向けて深谷市が主体となり、2019年からスタートした取り組みである。過去7回の開催を通じて累計173社がエントリーし、5社への出資を実行したほか、国の支援を受けたスマート農業プロジェクトが市内で6件展開されている。
2024年からはフードバリューチェーン全体を対象とした提案を受け入れており、米国ノースダコタ州のアグリテック推進機関Grand Farm(グランド ファーム)とのパートナーシップを通じた海外展開支援も行っている。2026年は実証から社会実装・事業化へと引き上げる「接続フェーズ」を重点的に強化し、これまでの出資金1,000万円に加え、ファイナリストを対象とした総額1,000万円の活動委託制度を新設して市内での実証・調査・開発を支援する方針である。
各社の提案内容や想いは、特設サイト(https://agritechaward.deep-valley.jp/)およびファイナリスト紹介ページ(https://agritechaward.deep-valley.jp/award/finalists/)で公開されている。
本記事は深谷市の発表をもとに作成。
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