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アサヒテクノリサーチ、化学物質ばく露測定と保護具試験の総合ソリューション提供

環境調査や品質保証における分析・実験を手がける株式会社アサヒテクノリサーチは、2026年10月1日施行の労働安全衛生法令改正に対応し、2026年9月29日(火)より総合リスク管理ソリューションの提供を開始した。このソリューションは、個人ばく露測定講習を修了した作業環境測定士による測定と、保護具の耐透過性試験を組み合わせたものである。事業場における空気中のばく露管理と皮膚障害防止の両面から、化学物質管理体制の強化を支援する。

法改正に伴う個人ばく露測定の義務化と現場の課題

労働安全衛生法令の改正により、2026年10月1日から化学物質を取り扱う事業場のリスク管理体制が強化され、個人ばく露測定が法令上明確に位置付けられる。作業環境測定の結果が第3管理区分となり、作業環境管理専門家が第1・第2管理区分への改善は困難と判断した作業場については、個人ばく露測定または個人サンプリング法による測定を6か月以内ごとに1回実施することが義務付けられる。2026年10月1日以降は、測定のデザイン(計画)とサンプリングを所定の講習を修了した作業環境測定士が行う必要があり、新たに78物質について濃度基準値が設定される。

また、空気中の濃度測定だけでなく現場作業者が着用する保護具の適正管理も求められている。令和6年(2024年)4月の労働安全衛生規則改定により、皮膚等障害化学物質を取り扱う際には不浸透性の保護具の着用が事業主に義務付けられ、保護具着用管理責任者の選任が必要となった。しかし現場では、メーカーが耐透過性試験を行っていない有機溶剤の使用や、複数種の混合有機溶剤を扱う際の手袋の破過時間の把握、耐溶剤手袋のコストなどが運用上の課題となっている。

作業環境測定士5名体制による測定支援

作業環境測定機関(登録番号:34-23)である株式会社アサヒテクノリサーチは、2026年10月1日から求められる実施者要件に対応している。個人ばく露測定講習(デザイン及びサンプリング)を修了した作業環境測定士5名が、測定のデザインからサンプリング、分析、評価までを一貫して担当する。

2026年10月に新たに濃度基準値が設定される78物質について、同社は現在以下の3物質の分析に対応しており、今後順次拡大していく方針としている。

  • 2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(HPLC/FL)
  • プロピルアルコール(ノルマル-プロピルアルコールに限る)(GC/FID)
  • メチルナフタレン(GC-MS)

JIS規格に準拠した耐透過性試験とコスト両立の提案

保護具の選定支援では、JIS T 8030やJIS T 8116に基づき、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)やPID式モニターを用いた耐透過性試験を実施する。実際の作業で使用される混合有機溶剤やメーカー未試験の溶剤に対する手袋の破過時間を評価し、クラス1〜6への性能評価を行う。

さらに、安価なインナー用手袋との組み合わせ評価試験など、安全性を確保しながらコスト削減を図る保護具運用の提案も行う。

株式会社アサヒテクノリサーチの概要

  • 代表者:代表取締役社長 伴丈 修
  • 設立:1989年5月
  • 所在地:広島県大竹市晴海2丁目10-54
  • 事業内容:環境測定・分析(水質、土壌、廃棄物、アスベスト)、医薬品製造用水の品質試験、品質調査(RoHS・ELV、材料分析)、技術開発
  • 企業URL:https://agi-atr.com/

本記事は株式会社アサヒテクノリサーチの発表をもとに作成。

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