Autodesk、AU 2026で設計・製造分野におけるAI新機能や取り組みを発表
米国カリフォルニア州に拠点を置き、アンドリュー・アナグノスト氏がプレジデント 兼 CEOを務める米国 Autodesk, Inc.(Autodesk)は、2026 年 9 月 15 日から 17 日(日本時間 9 月 16 日から 18 日)に米国ラスベガスで開催したカンファレンス「Autodesk University 2026」(AU 2026)において、設計・製造分野における AI を活用した新たな機能や取り組みを発表しました。

製品ライフサイクル全体にわたる設計、エンジニアリング、製造の反復的なワークフローに AI を活用し、限られたリソースの中でも人や組織がより大きな成果を生み出せるよう支援します。Autodesk Fusion®、Autodesk Inventor®、Autodesk Vault™、製品ライフサイクル管理(PLM)における AI 機能を強化し、設計から製造までの業務をより効率的に進められる環境を提供するとしています。
Fusionにおける設計・製造プロセスの自動化
Fusion では、エンジニアの反復的な作業を減らすため、設計・製造の各種プロセスを自動化する新たな AI 搭載機能が導入されます。
スケッチを完全拘束状態にする既存の AI 機能「AutoConstrain」に加え、新たに「AutoTimeline」と「AutoAssemble」を開発しています。「AutoTimeline」は履歴を持たないインポートしたジオメトリを編集可能なパラメトリックパーツに変換し、「AutoAssemble」はコンポーネント(部品)の形状や関係性を認識して組み立てに必要な配置やジョイント(接続関係)を作成しアセンブリを構築します。

さらに、「System Modeler」によって切削加工の部品に対する機械のセットアップ、ツールパスの生成、生産準備といった作業の自動化を支援し、自動化の対象を製造工程にも広げます。
製品データと要件をつなぐエージェント型PLM体験
PLM においては、製品データと要件をつないで業務を支援するエージェント型 PLM 体験を開発しています。チームが既存の成果物を再利用したり、複数チームにまたがる業務を調整したり、製品情報を最新の状態に保つことを可能にします。
これらの機能により業務や製品情報をつなぐ「デジタルスレッド」を形成し、チーム間での情報把握を容易にするとともに手戻りを減らし、業務の効率化を支援します。
InventorとVaultにおけるAutodesk Assistantの拡大
Inventor では、Autodesk Assistant が Inventor の API と iLogic の基盤を活用し、モデルの解析、パラメータやコンポーネントの変更、モデルステートの作成、反復的なタスクの自動化などを支援します。また、Inventor は初の「Fusion Connected Client」となり、デスクトップベースのワークフローと Fusion 上のクラウドベースのデータやプロセスをつなぎます。
Vault では、Autodesk Assistant を利用して既存のデータを自然言語で検索し、関連性の高いパーツを提示できるようになります。これにより、既存のデータや設計資産の中から適切な選択肢を見つけ、既存の成果物を再利用しやすくします。
Autodesk, Inc.の概要
- 設立:1982 年
- 本社:米国サンフランシスコ
- 展開地域:世界約 40 カ国・地域
- ウェブサイト:https://www.autodesk.com/jp
本記事は米国 Autodesk, Inc.の発表をもとに作成しました。
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