パナソニックEWがビルOSのFacibble発売 天神ビジネスセンターIIに初導入
パナソニック エレクトリックワークス株式会社(パナソニックEW)は、建物設備のデータをクラウド上で収集・管理し、API(Application Programming Interface)を介して各種アプリケーションやサービスと連携できるビルOS「Facibble(ファシブル)」を2026年3月21日に発売しました。これまで個別案件向けに提供してきたサービスを標準化し、幅広い建物への導入を可能にします。
本サービスは、天神一丁目761プロジェクト合同会社(福岡地所株式会社、九州電力株式会社、株式会社クラフティアで構成される特別目的会社)および福岡地所株式会社が開発した「天神ビジネスセンターII」に日本で初めて(※1)導入されました。
開発の背景と従来の課題
近年、人手不足や建物管理業務の高度化、脱炭素・省エネルギーへの対応、働き方や利用者ニーズの多様化、デジタル技術の進展などにより、建物を取り巻く環境は大きく変化しています。
従来のBAS(Building Automation System)(※2)では建物や設備ごとにシステムが構築されることが多く、設備データを外部のアプリケーションで活用するには個別のシステム開発や調整が必要でした。また、竣工後に新たな機能やサービスを追加する際に設備機器の更新やシステム改修を伴う場合があり、変化するニーズへの迅速な対応が難しいという課題が存在していました。
パナソニックEWは、建物設備とクラウドサービスの間をつなぎ、建物内のデータを継続的に活用できる共通基盤として「Facibble」を開発しました。空調や照明をはじめとする建物設備のデータをクラウド上で収集・管理し、APIを介して各種アプリケーションや外部サービスでの活用、建物内設備の制御などを可能にします。
主な特長は以下の通りです。
- 空調・照明など多様な建物設備のデータをクラウド上に集約
- 標準化したAPIと柔軟なサービス拡張により、変化に対応できる建物運営を支援
- データ活用に基づく伴走支援で、運用開始後も建物価値の維持・向上に貢献
標準サービス化と今後の展開
これまで個別案件に対応して提供されていた「Facibble」は、実績から得たノウハウや顧客ニーズをもとに、クラウド基盤、提供機能、導入手順、サービス仕様などが標準化されました。
パナソニックEWは、中央監視設備や照明制御設備などのBASをはじめとする建物設備の製造・販売で培った知見と、クラウドやデータ活用の技術を組み合わせ、持続的に価値を高めるスマートビルの実現を目指すとしています。
※1 2026年9月時点、標準発売後(2026年3月以降)の自社契約実績パナソニックEW調べ ※2 BAS=建物内の空調、照明、給排水、防犯セキュリティ、防災などの設備機器をネットワークでつなぎ、中央から一元管理・自動制御するシステム
本記事はパナソニック エレクトリックワークス株式会社の発表をもとに作成しました。
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