福岡地所、天神ビジネスセンターⅡにビルOS Facibbleを日本初導入
福岡地所株式会社は、2026年6月30日に竣工した天神ビジネスセンターⅡに、パナソニック エレクトリックワークス株式会社が提供するビルOS「Facibble」を日本で初めて導入しました。設備や運営データをデジタル基盤に集約し、竣工後も機能やサービスを継続的にアップデートできる次世代スマートビルの構築を目指します。同ビルでは一部のビルデータを公開するホームページを2027年2月に開設し、外部の事業者や開発者との連携を進める方針です。
従来のビルは竣工時に実装された設備や機能が価値を左右し、機能改善には設備更新や大規模改修が必要となる課題がありました。福岡地所はハードウェアを更新することなく、ソフトウェアのアップデートのように機能を継続的に追加・改善できるビルOSに着目しました。
天神ビジネスセンターⅡに導入されたFacibble(※)は、空調や照明をはじめとする建物内の設備・運営データを一つのデジタル基盤に繋ぐ仕組みです。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の空調熱源設備の制御最適化に採用された知見も活かしながら、人がビルに合わせる従来のあり方から、ビルが人に合わせる新しいビルモデルへの転換を図ります。
※「Facibble」正式リリース後、日本初導入。2026年9月時点、標準発売後(2026年3月以降)の契約実績 パナソニックEW調べ
実証実験を経て実装段階へ移行
福岡地所とパナソニック エレクトリックワークス株式会社は、2024年2月に次世代オープンビルプラットフォームに関する実証実験を共同で実施することを発表していました。建物内の設備や運営に関するデータをAPIとして活用し、アプリケーション開発や業務効率化の可能性を検証してきました。
天神ビジネスセンターⅡへの導入により、これまでの実証やスマートビルディング共創機構の一般会員としての取り組みで得られた知見を実際のビル運営に展開し、実証段階から実装段階へと移行します。
同ビルでは、ビルデータの一部をオープンAPIとして公開し、多様なサービスを創出・拡張できる開発環境を整えます。
2027年2月にはAPIを公開するホームページを開設する予定です。公開対象となるデータや活用方法、今後追加されるサービスに関する情報を発信し、外部の開発者や事業者がデータを活用しやすい環境をつくります。入居テナントとの共創も進め、利用者の声や新たな課題をサービスへ反映させていく方針です。
天神ビジネスセンターⅡの物件概要
- 事業名称:天神ビジネスセンターⅡ
- 所在地:福岡市中央区天神一丁目10番10号
- 敷地面積:約4,085㎡(約1,235坪)
- 建築面積:約3,517㎡(約1,064坪)
- 延床面積:約62,720㎡(約18,973坪)
- 建物高さ:約87.5 m
- 階数:地上18階、地下2階、塔屋2階
- 用途:事務所、店舗、駐車場等
- 構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
- 着工:2023年10月1日
- 竣工:2026年6月30日
- 開業:2026年8月4日
- 事業主:天神一丁目761プロジェクト合同会社(福岡地所株式会社、九州電力株式会社、株式会社クラフティアの3社で構成される特別目的会社)、福岡地所株式会社
- 公式ウェブサイト:https://tenjinbc2.jp/
本記事は福岡地所株式会社の発表をもとに作成。


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