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岡山大学とNAISTが研究データ利活用に関する包括連携協定を締結

国立大学法人岡山大学と奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)は、岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)において「研究データ等の利活用に関する包括連携協定」を締結した。両大学が持つ強みを持ち寄り、研究データや医療・健康データなどを安全かつ適正に利活用する基盤を共同で構築する。研究力の強化と研究成果の社会実装を加速させ、データ駆動型研究や研究DXの推進を目指す。

協定締結の背景と目的

両大学はともに文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学である。岡山大学は令和5年度、奈良先端科学技術大学院大学は令和6年度にそれぞれ採択された。奈良先端科学技術大学院大学では自律的研究強化・社会実装システム「ARWIT」をはじめ、研究開発の自動化・高度化や研究DXを推進している。

本協定は、J-PEAKS採択大学間でそれぞれの研究基盤、技術、知見、実証フィールド、ネットワークなどの強みを持ち寄り、研究力の強化と成果の社会実装を加速することを目的としている。研究データ、地域データ、医療・健康データ、産業データなどを安全かつ適正に利活用する基盤を共同で構築し、研究DXや研究開発の高度化を進める方針だ。

調印式と両大学の方針

調印式には、奈良先端科学技術大学院大学の塩﨑一裕学長、太田淳理事・副学長、岡山大学の那須保友学長、佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URA・JSPSリエゾン、野上保之副理事(デジタルトランスフォーメーション・情報セキュリティ担当)らが出席し、那須学長と塩﨑学長が協定書に署名した。

那須学長は、岡山大学が有する医療・健康、地域、産業などの多様な研究データや実証フィールド、「共生型連合体」のネットワークと、奈良先端科学技術大学院大学が有する情報科学、セキュリティ技術、研究DXの知見、ARWITを通じた国内外のネットワークを結び付けることで、新たな共同研究や人材交流、研究成果の社会実装につなげていく考えを示した。

塩﨑学長は、高品質なデータを高度な情報セキュリティのもとで安全に活用できる環境の重要性を強調した。奈良先端科学技術大学院大学が構築を進める「セキュアデータ利活用基盤」と、岡山大学の豊富なデータや実証フィールドを組み合わせ、データ駆動型研究と社会実装を加速するとともに、組織対組織の連携へ深化させていく考えを示している。

主な連携内容と今後の展望

本協定に基づき、両大学は以下の取り組みを推進する。

  • セキュアデータ技術を活用したデータ利活用基盤の共同構築
  • 安全なデータ解析、AIやARWITなどを活用したデータ駆動型研究および研究開発の自動化・高度化
  • 共同研究および社会実装の推進
  • 人材育成・人材交流
  • 電子ラボノートなどを活用した研究データ管理の高度化

今後は両大学によるワーキンググループを設置し、具体的な連携テーマや共同実証、運用ルールなどを検討する。また、岡山大学の「共生型連合体」と奈良先端科学技術大学院大学の国内外のネットワークを接続し、他大学、研究機関、企業などを含む、より広い共同研究や実証への展開を目指すとしている。

本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成。

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