肌ダメージ時のケア成分調査をGalenic Japanが発表 皮膚科医が解説
Galenic Japan株式会社は、全国の20代以上の女性500人を対象に「肌がダメージを受けたときに重要だと思うスキンケア成分」に関する調査を実施した。調査では半数以上がビタミンCと回答する結果となった。これを受け、東京女子医科大学名誉教授の皮膚科医である川島眞先生が、肌バリアのリカバリーにおけるビタミンB群の役割やスキンケアのポイントについて見解を示している。
肌のダメージ時に重要視されるスキンケア成分の調査結果
Galenic Japan株式会社が全国の20代以上の女性500人を対象に実施した「肌がダメージを受けたときに重要だと思うスキンケア成分(複数回答)」の調査では、全体の半数以上となる255人が「ビタミンC」と回答した。
次いで「コラーゲン」が170人、「ヒアルロン酸」が146人、「ビタミンB群(ナイアシンアミド等)」が138人、「セラミド」が115人という結果となった。ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲンの生成に関わる栄養素として知られ、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドも肌の構造や水分保持、バリア機能を支える成分として認識されている。

肌バリアの維持と4種のビタミンB群が持つ役割
東京女子医科大学名誉教授であり、現在は医療法人社団ウエルエイジング名誉院長を務める川島眞先生は、肌のリカバリーという観点からビタミンB群に着目している。紫外線や乾燥、気温差、大気汚染などの外的環境や、睡眠不足、ストレスなどの影響により肌のバリア機能が不安定になると、乾燥や小ジワ、弾力低下などのトラブルにつながりやすくなる。
ビタミンB群は複数の種類から構成されており、それぞれ異なる働きを持つとされている。
- ビタミンB3(ナイアシンアミド):肌色のムラ、炎症、バリアケアなど
- プロビタミンB5(パンテノール):保湿、肌バリアの修復
- ビタミンB9(葉酸):ダメージを受けた肌の回復、ターンオーバー
- ビタミンB12(コバラミン):炎症や神経感覚の異常、赤みや不快感へのアプローチ
肌バリアが不安定になる要因は複合的であるため、異なる働きを持つビタミンB群を組み合わせたアプローチが推奨されている。
水溶性であるビタミンB群を角層へ届けるためには、成分のデリバリー設計が重要となる。角層は主に脂質で構成されているため、ペプチドやリポソームなどを活用して目的の場所へ届ける技術研究が進められている。
また、ビタミンB群の中には光、酸素、温度などの影響を受けやすい成分も含まれる。そのため、密封や遮光などのパッケージ設計により外部環境との接触を減らし、品質や衛生性、処方の安定性を保つ工夫が求められる。
美容施術後のケアと生活習慣の見直し
レーザーやピーリングなどの美容施術を受けた後の肌は、水分が逃げやすく外部刺激を受けやすい状態になることがある。施術後約72時間は重要な集中ケア期と位置づけられ、保湿とバリアケアの継続や、色素沈着を防ぐためのUVケアが必要とされる。
美肌を保つためには、スキンケアによる外部からのアプローチに加え、肌バリアの保護や食生活を含めた身体の内側からのケアを両立させることが重要となる。
本記事はGalenic Japan株式会社の発表をもとに作成。
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