齊藤工発案の移動映画館「cinéma bird」が愛媛で開催、ゆりやんやティモンディも登場

俳優の齊藤工が発案した移動映画館「cinéma bird」が、2024年9月29日に愛媛県西予市の乙亥会館・復興記念公園どすこいパークにて開催された。今回で14回目となるこのイベントは、平成30年7月豪雨で甚大な被害を受けた西予市の復興のシンボルと言える場所で、地域の子どもたちに明るい未来を描いてもらうことを目的に実施された。

当日は、西予市民の約800名を無料で招待。お笑いライブには、愛媛県松山市にある済美高等学校野球部出身のお笑いコンビ・ティモンディや、「極悪女王」で話題のゆりやんレトリィバァ、そしてcinéma birdファミリーの永野が登場し、会場を盛り上げた。さらに、世界的ジャズピアニストの小曽根真が素晴らしい生演奏を披露した。

上映作品は、西予市が江戸時代から170年続く乙亥大相撲の開催地であることにちなみ、相撲部を舞台にした青春コメディ映画『シコふんじゃった。』が選ばれた。ゲストとしては、Netflixドラマ「サンクチュアリ-聖域-」で主演を務めた一ノ瀬ワタルと、同じくNetflixドラマ「極悪女王」で話題のゆりやんレトリィバァが登壇。隣接する復興公園「どすこいパーク」では、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手掛けたイルミネーションによるオリジナルストーリー『FLY! フライ!』も上映された。

齊藤工は「災害の様子は本当に衝撃的でした。そんな場所で笑顔の時間を過ごせたことは、これからの未来に向けて僕自身も大きな1日になりました」と、イベントの意義を語った。cinéma birdは今後も日本全国に”劇場体験”を届けていく。