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カヤック、沖縄の豆腐メーカー首里とうふの株式96.1%を取得し子会社化

株式会社カヤックは、沖縄県那覇市首里を拠点とする豆腐メーカー・株式会社首里とうふの株式96.1%を10月1日(水)付で取得し、事業承継(子会社化)した。

首里とうふが掲げる「沖縄の食文化を守り、広げる」というミッションと、地域固有の文化や歴史、人のつながりを資本として育てる「地域資本主義」を実践するカヤックの想いが合致したことによるものだ。首里とうふが培ってきた地域ネットワークや商品開発の実績に、カヤックのブランディング力やプロモーション力を加えることで、沖縄の食文化の継承を図るとしている。

株式取得の概要と経営体制

今回の株式取得において、残る3.9%の株式は引き続き代表取締役社長の照屋ゆきの氏が保有する。首里とうふを守り育ててきた照屋ゆきの氏への感謝と、今後も共に歩む想いを込めた比率としている。

事業承継後も首里とうふの代表取締役社長は照屋ゆきの氏が継続し、カヤック代表取締役CEOの柳澤大輔氏が取締役として経営に参画する。

照屋ゆきの氏は、2年半前の入院を契機に事業を永続的に継続できる体制の必要性を認識したと振り返り、M&Aを通じて100年企業を目指す方針を示している。また、柳澤大輔氏は、照屋ゆきの氏の想いを受け継ぎながら、カヤックのクリエイティブによって島豆腐の魅力を県内外へ広げていきたいとしている。

事業承継の背景

カヤックは、企業の成長と地域の持続可能な発展を両立させる事業モデル「地域資本主義」を提唱し、沖縄を重点地域として位置づけている。2024年には沖縄に第2本社を設立し、FC琉球の経営参画や沖縄県産工芸品セレクトショップ「Dear Okinawa,」の運営などを展開してきた。

首里とうふは1969年に照屋食品として創業し、58年間にわたり島豆腐を作り続けてきた。小学校給食への豆腐供給や廃棄おからを活用した食品ロス低減などに取り組んでいる。

カヤックは過去に千葉県の老舗乳業メーカーである古谷乳業のリブランディングを手がけ、「ミルクの束縛ミルクコーヒー」などのヒット商品を生み出した実績を持つ。首里とうふの実績にカヤックのクリエイティブ人財を加えることで、島豆腐文化を持続可能な形で次の世代につなぐことを目的としている。

首里とうふの歩み

首里とうふは、2019年に2代目社長が急逝したことを受けて照屋ゆきの氏が代表に就任した。2021年のHACCP義務化に伴う「あちこーこー豆腐」の販売中断などを経て、他社との共同開発による商品展開を進めてきた。主な歩みは以下の通りである。

  • 1969年:那覇市首里にて照屋食品を創業し、島豆腐の製造・卸を開始
  • 2019年:2代目社長急逝に伴い、照屋ゆきの氏が代表に就任
  • 2021年:HACCP義務化により「あちこーこー豆腐」を終売
  • 2023年:廃棄おから活用の「OKARAちんすこう」を新垣カミ菓子店(伝承200年)と共同開発し、令和5年度那覇市長賞最優秀賞を受賞
  • 2024年:やんばるジェラートと豆腐ジェラート「首里とうふ」を共同開発。鷹取醤油と共同開発した「首里しょうゆ」を商品化
  • 2025年:島OKARAカレーや首里とうふかりんとうなどの副産物活用商品、ウェディングギフトを展開
  • 2026年1月13日:社名を「首里とうふ」に変更。直営店「茶屋 首里とうふ」をグランドオープンし、「あちこーこー豆腐」を復活。新商品「首里とうふあんだーぎー」を展開

会社概要

株式会社首里とうふ

  • 設立:2011年2月1日(創業1969年)
  • 代表者:代表取締役 照屋ゆきの
  • 所在地:沖縄県那覇市首里鳥堀町4-101-2
  • 事業内容:豆腐関連製品の製造販売事業
  • URL:https://www.teruya-tofu.com/

株式会社カヤック

  • 設立:2005年1月21日
  • 代表者:代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
  • 所在地:神奈川県鎌倉市御成町11-8
  • 事業内容:日本的面白コンテンツ事業
  • URL:https://www.kayac.com/

本記事は株式会社カヤックの発表をもとに作成しました。

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