なかよし学園、奈良県広陵町の靴下活用教材をルワンダやウクライナへ届ける
千葉県松戸市に拠点を置く特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、奈良県広陵町や広陵町立真美ヶ丘第一小学校、地域企業と連携する「世界とつながる学びプロジェクト」の一環として、靴下を起点とした教材や作品を世界各地へ届けました。2026年夏にルワンダ、カンボジア、ウクライナの教育や平和構築の現場へ教材が渡り、現地での授業や交流に活用されました。教室での学びの成果を世界へ届け、現地での反応を再び日本の教育現場へ還す循環型の取り組みとして進められています。



児童が制作した靴下教材や再生紙が世界の現場へ

真美ヶ丘第一小学校の児童たちは2026年7月、地域の産業やSDGsについて学ぶ授業の中で、地域のナスの皮で染めた「広陵くつした」や、製造時の端材を活用した「ペットボトルホルダー」を制作しました。また、大栄工業株式会社が靴下の端材を紙へ再生する「靴下輪紙」を用いた折り紙も用意され、世界へのプレゼントとして特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトに託されました。靴下生産量日本一を誇る広陵町の地域資源と教育、ものづくり技術を結びつけ、約2か月をかけてアフリカ、東南アジア、東ヨーロッパの現場へ届けられました。






2026年8月、なかよし学園はルワンダ共和国のKibagabaga Primary Schoolを訪れ、児童が染めた広陵くつしたを届けました。また、キガリ・ジェノサイド・メモリアルでは、同施設を運営する国際非営利組織Aegis TrustのCEOであるFreddy Mutanguha氏に「くつしたボトルホルダー」を手渡したほか、靴下輪紙を用いた折り鶴の制作を行いました。1994年のジェノサイドを経験し平和教育を担うFreddy氏が折った鶴は、日本へと持ち帰られています。
同月21日から28日にかけては、カンボジアのシェムリアップ州で「カンボジアプロジェクト2026」が実施されました。地雷原周辺の学校でのEORE(爆発性兵器リスク教育)やAKIRA地雷博物館との連携活動に加え、40度の炎天下で作業にあたる地雷除去スタッフへペットボトルホルダーが手渡されました。
2026年9月には、ウクライナのキーウとリビウで平和教育プロジェクトが行われました。キーウの教育現場やリビウの授業において、壊れたものをつくり直し捨てられるものに価値を与える「循環型ものづくり」の教材として、靴下端材から作られたペットボトルホルダーが紹介されました。
9月2日にはキーウの鉄道模型・ミニチュア施設MINILAND.UAを訪問し、日本から集めたNゲージを寄贈するとともに靴下輪紙を使った折り鶴のワークショップを開催しました。現地スタッフが平和への思いを込めて折った鶴も、日本へ持ち帰られています。
現地で折られた鶴を持ち帰り次なる学びへつなげる
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、支援物資を届けるだけでなく、現地の反応や制作された折り鶴を地域へ戻す「CoRe Loop」を実践しています。真美ヶ丘第一小学校では今後、活動の最終段階として「Phase4 3Re-Forum(Return, Reflect & Redesign)」を実施し、世界の現場から得られた成果をもとに児童自身が振り返りと次の学びの再設計を行う予定です。
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト代表の中村雄一氏は、広陵町の教室で生まれた学びが世界の教育や平和づくりの現場で使われたことに大きな意味があるとし、届けて終わりにせず地域へ還す循環を今後も地域とともに作っていきたい旨を述べています。
- 団体名:特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
- 所在地:千葉県松戸市
- 代表:中村雄一
- 関連URL(大栄工業株式会社 靴下輪紙):https://kaminchu.jp/kutsushitawashi/
- 問い合わせ先:peace.office@nakayoshigakuen.org
本記事は特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの発表をもとに作成しました。
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