小町紅に和の美、新色5種登場

株式会社伊勢半本店は、2024年10月11日に小町紅の携帯用タイプから新たに誕生した<色暦シリーズ>5種を数量限定で同時発売する。小町紅は、紅花の花びらから江戸時代より同社が守り続ける秘伝の製法で赤色の色素を抽出して手づくりされる100%天然色素のコスメだ。

現代版の軽い紙製の紅板に、平安王朝の貴族達が衣装に取り入れ季節を繊細に表した「かさね色」を展開した5種の小町紅が登場する。春夏秋冬の四季を切り取った色彩や、古来化粧に使用されてきた色彩を、片身替りという手法にならって組み合わせている。文様には、縁起の良い「紗綾柄」と「七宝文」を左右に合わせ、破邪退魔のいわれを持つ紅がお守りのように持ち歩ける。

かさね色には、季節の移り変わりを捉える日本人の繊細な感性が現れており、小町紅を通して古より日本人が培ってきた和の心を楽しめる。各色のイメージは以下の通りだ。

  • 梅のかさね:春の雪を溶かし、やさしい日の光を感じながら咲き始めた梅の花
  • 朝顔のかさね:夏の陽光を浴びて次々と花開き、精彩を放つ朝顔の花
  • 菊のかさね:秋の落ち着きのある黄色と蒼色を組み合わせ、誇り高く咲く菊の花
  • 雪のかさね:冬の透き通るような空気のもと、どこまでも広がる白銀の美しい情景
  • 明暮のかさね:日本で粧いに用いられた始まりの色である赤と黒で、活気のある粋な江戸

シンプルな紅板だからお好みのカスタマイズを楽しめ、シールやラインストーンなどでデコレーションして自分だけの小町紅にできる。価格は各10,000円(税込11,000円)。伊勢半本店オンラインショップ、紅ミュージアム、電話通販にて10月11日10時より販売開始となる。