女子フルーレ団体が銅メダル獲得、史上初の快挙

2024年8月1日、パリオリンピックのフェンシング競技において、日本の女子フルーレチームが銅メダルを獲得した。東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻の4選手で臨んだ日本チームは、女子全種目(個人・団体)を通して史上初のメダル獲得という快挙を成し遂げた。

大会会場:グラン・パレ

世界ランク4位で大会に臨んだ日本チームは、準々決勝でポーランドに45対30で勝利。準決勝では世界ランク1位のイタリアに39対45で敗退したものの、3位決定戦で世界ランク6位のカナダと対戦。33対32の接戦を制し、念願のメダルを手にした。

3位決定戦:日本チーム入場
悲願のメダル獲得!抱き合う選手達
笑顔の選手達

東晟良は「ずっと目指してきたオリンピックでメダル獲得ということを実現できて本当に嬉しい」と喜びを語った。上野優佳も「オリンピックの舞台で戦う事ができ、メダルを獲得する事ができて本当に嬉しい」と述べ、チーム全員が同じ目標に向かって全力で戦えたことがこの結果につながったと分析した。

宮脇花綸は「念願のオリンピックメダリストになりました」と達成感を示しつつ、個人戦ではまだ課題があることを認め、4年後に向けての刺激になったと前を向いた。菊池小巻は「これまで苦しいことも一緒に乗り越えてきたチームのみんなとオリンピックという大舞台で喜びを分かち合えて幸せな瞬間でした」と、チームの絆の強さを感じさせるコメントを残した。

日本フェンシング協会によると、女子フルーレ団体の銅メダル獲得は日本初の快挙だ。今回のメダル獲得により、今後の日本フェンシング界の更なる発展が期待される。