2026年10月の酒税改正の認知は6割超、発泡酒購入者の3割超がビールへ切替予定
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティマーケティングは、普段お酒を購入する20代以上の1,000名を対象に実施した「酒税改正に関する調査」の結果を公表した。2026年10月の酒税改正について認知率は6割を超えた一方、内容まで把握している人は約2割にとどまる実態が明らかになった。また、現在発泡酒や新ジャンルを購入している人の3割超が、酒税改正後に全部または一部をビールに切り替える予定と回答している。
酒税改正の認知率は6割超も内容は約2割にとどまる
2026年10月の酒税改正について尋ねたところ、「内容まで知っている」は19.3%、「聞いたことがある」は45.3%となり、両者を合わせた認知率は64.6%となった。一方で「内容まで知っている」は約20%にとどまり、「知らなかった」と回答した人は35.4%だった。
性年代別では、「内容まで知っている」の割合は男性20代が33.0%で最も高く、男性30代が31.0%で続いた。男性は全ての年代で「内容まで知っている」と回答した割合が女性の同年代を上回った。また、「内容まで知っている」と「聞いたことがある」を合わせた認知率は男性50代が78.0%で最も高く、男性20代が76.0%、男性30代が73.0%となった。一方、「知らなかった」は女性20代が52.0%と過半数を占めた。

改正後もお酒の購入量を維持する人は約7割

酒税改正後のお酒の購入量の見込みについては、「変わらない」が67.8%で最多となった。「増えそう」「やや増えそう」を合わせた増加見込みは7.9%、「減りそう」「やや減りそう」を合わせた減少見込みは17.2%となり、減少見込みが増加見込みを9.3ポイント上回っている。


購入するお酒の種類を変えるかという質問では、「変える予定」が3.7%、「変えることを検討している」が13.2%で、合わせた「変更予定・検討あり」は16.9%となった。「あまり変える予定はない」と「変える予定はない」を合わせた「変更予定・検討なし」は71.1%だった。購入量の見込みと酒類の変更意向を掛け合わせると、「購入量は変わらない」かつ「お酒の種類の変更予定・検討なし」が65.3%を占めた。


発泡酒・新ジャンル購入者の3割超がビールへ切り替え予定

普段、発泡酒または新ジャンル(第三のビール)を購入している人に対し、酒税改正後のビールへの切り替え意向を聞いたところ、「ビールに切り替える予定」が11.0%、「一部だけビールに切り替える予定」が23.5%となり、合わせると34.5%となった。「切り替える予定はない」は31.6%で、「わからない」は25.8%、「その他のお酒に切り替える予定」は8.1%だった。
メーカーが発泡酒・新ジャンル(第三のビール)の商品をビールに変更する動きに対しては、全体で「好意的に感じる」が9.3%、「やや好意的に感じる」が19.8%となり、好意的な回答が計29.1%となった。「あまり好意的に感じない」と「好意的に感じない」を合わせた回答は14.9%だった。最頻購入者別に見ると、好意的な回答はビール最頻購入者で計37.3%、発泡酒・新ジャンル最頻購入者で計34.3%となり、いずれも全体を上回った。
専門家は価格重視から品質重視への転換を指摘
本調査と連動するTOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」のパーソナリティで経済アナリストの馬渕磨理子氏は、発泡酒・新ジャンル購入者の3割超がビールへの切り替えを予定している点に触れ、「今回の改正は『価格差で選ぶ』時代から『味や品質で選ぶ』時代への転換点となる」とコメントしている。また、消費経済アナリストの渡辺広明氏は、「金麦」(サントリー)や「本麒麟」(キリンビール)などのビール化の動きについて、売れる理由を味に戻すものとして、日本のビールが美味しさで世界と戦う土俵へ進化すると分析している。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2026年8月25日~9月3日
- パネル:「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)
- 調査対象:普段お酒を購入する20代以上の男女
- 有効回答数:1,000名(性年代別に各100サンプル回収)
※調査結果は小数点第2位を四捨五入しています
本記事は株式会社ロイヤリティマーケティングの発表(「Pontaリサーチ」調べ)をもとに作成しています。
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