コロナ後の働き方調査「オフィスvs在宅」

テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)が運営する株式会社LASSICは、テレワークのマナーについての市場調査を行い、その結果を公開しました。調査は2023年11月10日から13日までの間に行われ、全国の20歳から65歳までのテレワークやリモートワークの経験がある男女1044名が対象となりました。

調査結果によれば、オフィスでの仕事が最もはかどると感じる人が52.4%と最も多く、次いで自宅で37.8%、コワーキングスペースで6%となりました。これらの結果は、職種や年齢によっても異なることが明らかになりました。

職種を事務系と非事務系に分けてみると、どちらの職種でもオフィスでの仕事が最もはかどるという結果は変わりませんでした。しかし、非事務系の職種では、自宅での仕事がはかどると感じる人との差が約5ポイント程度と少なくなっていました。

また、年齢別に見ると、オフィスで最も働きやすいと感じる人は年齢が上がるにつれて増えていました。一方、20代では自宅で働きやすいと感じる人が45.9%とオフィスの41.5%を上回り、自宅での仕事がはかどると感じる人が多かったのです。

このような結果から、20代の若者にとっては自宅での仕事がはかどると感じる人が多く、年齢が上がるにつれてオフィスでの仕事がはかどると感じる人が増えるという傾向が見られました。また、事務職と非事務職という大きな区分でも結果に変化があったことから、仕事がはかどる場所は職種によっても大きく分かれる可能性があると考えられます。

テレワークやリモートワークは、自宅やコワーキングスペースなど、自分の実力が最も発揮できる場所を選んで仕事ができるという利点があります。これにより、個々の生産性を上げることができるため、コロナ禍後も浸透しています。場所や時間にとらわれず、リラックスしたり緊張したりといった個性に合わせた働き方が、現代の仕事の最適解となる可能性があります。