腹腔鏡鉗子で折り鶴を折る第4回 神の手チャレンジ世界大会が2026年10月に開催へ
一般社団法人神の手チャレンジ実行委員会は、2026年10月25日に順天堂大学メディカルテクノロジー・シミュレーションセンターで「第4回 神の手チャレンジ世界大会」を開催します。医学生や若手医師らが腹腔鏡鉗子を用いて折り鶴を折る速さと正確性を競う手術手技コンテストで、現地およびZoomによるオンライン参加の形式で実施されます。早い段階から手術への関心を育むことで、将来の外科系人材の裾野を広げることを目指しています。
腹腔鏡鉗子で折り鶴を折る手術手技コンテスト

神の手チャレンジは、腹腔鏡手術で使用する鉗子を用いて折り鶴を完成させ、その速さと正確性を競う手術手技コンテストです。紙をつかむ、移動させる、折り目をつけるといった一連の動作を通じ、組織の把持や繊細な鉗子操作など、外科手術に必要な基本技術を学ぶことができます。
ロボット支援手術が普及する現在においても、組織を適切につかんで動かし、目的の位置へ導くという手術の基本は変わりません。術中の出血や高度な癒着といった想定外の状況が生じた際には、従来の腹腔鏡手術の知識と鉗子操作が求められることがあります。
基本手技の習得が十分でない場合、腹腔鏡で対応できる可能性がある状況でも開腹手術への移行を余儀なくされるケースがあります。一方で、ロボット手術が中心となる研修環境では、若手医師が従来型の腹腔鏡鉗子を反復操作する機会が限られつつあります。そのため、実際の手術に入る前から力加減や空間認識、両手の協調動作などの基本を安全に反復できるトレーニングの場として本大会が位置づけられています。
外科離れへの対応とクラウドファンディングの実施
近年は外科系診療科を志望する若手医師の減少や、初期研修修了後すぐに美容医療分野へ進む人材偏在が課題となっています。外科医不足などを改善するため、医学生の段階で手術の魅力や技術習得の達成感に触れてもらい、将来の進路として考えるきっかけを提供することも目的としています。

本大会はこれまで運営メンバーが準備や運営を手弁当で担い、NHK「知らなかった選手権 実況中!」や日本テレビ「ZIP!」、読売新聞などのメディアでも取り上げられてきました。近年は企業のコンプライアンス厳格化に伴い医学生が参加する催事への企業協賛獲得が難しくなっていることから、学生への参加機会を維持しながら大会を継続するため、運営費の一部を募るクラウドファンディングが実施されています。

大会概要
- 名称:第4回 神の手チャレンジ世界大会
- 開催日時:2026年10月25日(日)14:00~
- 会場:順天堂大学 メディカルテクノロジー・シミュレーションセンター
- 開催形式:現地参加およびZoomによるオンライン参加
- 対象:医学生、若手医師、腹腔鏡手術に関心のある医療従事者
- 競技内容:腹腔鏡手術用鉗子を用いた折り鶴の作製
- 大会代表:市川雅男(日本医科大学)/北出真里(順天堂大学)
- 主催:一般社団法人 神の手チャレンジ実行委員会(代表理事:市川雅男/橋本洋右)
- クラウドファンディングURL:https://camp-fire.jp/projects/974782/view
- 参加申し込みURL:https://us06web.zoom.us/meeting/register/yO8opidnTnW97WSWtguXug
本記事は一般社団法人神の手チャレンジ実行委員会の発表をもとに作成しています。
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