JTプロ公式戦準決勝第一局で佐々木勇気八段が斎藤慎太郎八段に勝利し初の決勝進出
「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の準決勝第一局が2026年9月26日(土)、インテックス大阪 6号館Dで開催されました。対局は佐々木勇気八段が斎藤慎太郎八段に107手で勝利しました。佐々木八段は同棋戦2回目の出場で、初の決勝進出を果たしました。
珍しい端の位取りから攻防の王手で競り勝つ
本棋戦の振り駒は抽選で選ばれた来場者が行い、歩が4枚出て佐々木八段の先手に決まりました。対局は角換わりから互いに飛車側の端の位を取り合う珍しい展開へと進みました。
終盤では、斎藤八段が踏み込んで攻めてきた局面に対し、佐々木八段が攻防の王手で切り返して競り勝ちを収めました。
対局に臨んだ両棋士のコメント
対局前、佐々木八段は「斎藤八段は豊島将之九段と伊藤匠二冠という強敵を、いい内容で破ってこられました」と相手を警戒しつつ、自身の公開対局の中で過去最多の観戦者数となる中、集中して力を出しきりたいと語っていました。
一方の斎藤八段は、大阪在住として大阪大会への出場を目指していたことを明かし、修行時代から切磋琢磨してきた佐々木八段との準決勝の大一番に光栄な思いを示していました。
勝利した佐々木八段は終局後、最近勉強していたという右玉について「短い持ち時間で指しこなせるかどうか不安はありましたが、使ってみたい作戦でした」と振り返りました。対局中は苦しいと感じていたものの、▲5五銀(69手目)から▲4四銀と出て勝負形になり、玉が逃げ出して1筋の位が生きる展開になったと語り、一回戦シードを生かして決勝へ進めた喜びを口にしました。
稲葉陽八段による対局の講評
本局の講評を担当した稲葉陽八段は、佐々木八段が得意の角換わりから先手で右玉を採用した点について趣向を凝らしたと指摘しました。封じ手の▲6八金から▲7五歩(43手目)と動いた仕掛けに対し、後手の斎藤八段が放った△9二角(54手目)を好手として挙げ、一時斎藤八段がペースをつかんだと分析しています。
その後、佐々木八段が銀を攻めに活用してギリギリの勝負に持ち込みました。稲葉八段は、斎藤八段が中盤で考慮時間を使いきってしまったことが、最終盤における双方の玉の詰みを見極める読みに影響したと述べています。
実施概要とお問い合わせ先
- 日程:2026年9月26日(土)
- 場所:インテックス大阪 6号館D(住所:大阪市住之江区南港北1-5-102)
- お問合せ:「将棋日本シリーズ」総合事務局
- TEL/03-5166-0290
- E-mail/support@jt-shogi.jp
- 住所:〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル 東館21階 ㈱I&S BBDO内
本記事は「将棋日本シリーズ」総合事務局の発表をもとに作成しています。
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