全日本学生投資連盟、実践型投資教育イベントSIC2026を開催
全日本学生投資連盟(JPSI)は、実践型投資教育カンファレンス「Student Investment Conference 2026(SIC2026)」を開催しました。投資初心者の中学生から大学生までが参加し、先輩学生がメンターとしてサポートしながらグループワークなどを実施しました。昨年に続き2回目の開催となった今回は、2日間で延べ100名を超える学生が参加しました。
高校生との連携や新体制による運営の刷新

SIC2026は「学生による学生のための投資教育」をコンセプトに、早稲田大学を中心に国内主要大学の公認投資サークルに所属するメンバーが集まるJPSIが主催しています。2回目を迎えた今回は「企画部」「メディア部」「エンジニア部」「リサーチャー部」の4部門を新たに設立し、前回の参加者である高校生も運営メンバーに迎えてコンテンツ設計のブラッシュアップを行いました。


また、広尾学園の高校生が創設した学生団体「Economix JP」(公式サイト:https://economixjp.org/)とも連携しました。同団体は広尾学園・広尾学園小石川・芝国際・慶應義塾湘南藤沢・早稲田大学高等学院・実践女子学園の6校にまたがり活動しており、本イベントにおける高校生メンバーの募集に協力しました。

さらに、協賛企業である岡安商事株式会社から昼食、マネックス証券株式会社から飲料が参加者全員分提供され、参加者が外へ買い出しに出ることなくコンテンツに取り組める環境が整えられました。

実践的に投資を学ぶ5つのプログラム
カンファレンスでは、投資の基礎から分析までを段階的に学ぶ5つのコンテンツが実施されました。

- 投資家タイプ診断:JPSI企画部と高校生が共同開発した診断ツール(公式サイト:https://investor16.com/)。50問の質問を通して考え方や行動傾向を4つの軸で整理し、16種類の投資家タイプを診断して参加者が目標をイメージできるようにしました。
- ポートフォリオマネージャーゲーム:金利・景気サイクルとセクターローテーションを学ぶゲームで、JPSIエンジニア部がWebアプリ化したことでスマートフォンから参加可能となりました。
- 投資指標バックテスト:2019年~2022年の米国株の実データを用い、PERやROEなどの8指標から基準を設定して選ばれた銘柄の1年間のパフォーマンスを追体験しました。
- 銘柄当てクイズ:財務やバリュエーション指標をテーマに、知名度が高く財務情報に特徴のある日系企業を題材としたクイズを実施しました。
- 会社四季報分析ワークショップ:上場企業約3,800社から「5年で3倍」になる銘柄を探すワークショップです。元Bank of Americaのトレーダーや現役ファンドマネージャーなどの専門家がゲストメンターとして参加し、約3時間にわたりスクリーニングを行いました。

企業の協賛および専門家による支援
本イベントは複数の企業による協賛や、金融業界関係者による登壇・メンター協力を受けて実施されました。

協賛企業一覧
- 株式会社東京証券取引所(会場提供、パネルディスカッション登壇)
- 株式会社東洋経済新報社(会社四季報の提供)
- 岡安商事株式会社(参加者全員分の昼食提供)
- マネックス証券株式会社(参加者全員分の飲料提供、関係者の昼食提供、ゲストメンター協力)
- 株式会社イベントス(運営協力)
- ウィブル証券株式会社(講義登壇協力、パネルディスカッション登壇)

パネルディスカッション登壇者
- 三塚 英毅 様(ウィブル証券株式会社 取締役 兼 執行役員COO)
- ロジャーパパ 様(米国株投資家 兼 YouTuber)
- 小野 正法 様(ブラックロック・ジャパン株式会社 ブラックロック・グローバル・マーケッツ本部 ETFキャピタル・マーケッツ部 ディレクター)
- 岡崎 啓 様(株式会社東京証券取引所 株式部 兼 ETF推進部 Head of ETF Secondary Trading)
ゲストメンター協力者
- 山中 康司 様(有限会社アセンダント 取締役)
- 志村 暢彦 様(スカイインベストメントマネージャーズ 株式会社 代表取締役 スタンフォード大学 客員研究員)
- 長谷川 誠 様(Global X Japan株式会社 マーケティング部長)
- 宮島 譲 様(ウィブル証券株式会社 マーケティング部 部長)
- ロジャーパパ 様(米国株投資家、Youtuber)
- 山口 慧太 様(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)
- 荒谷 義孝 様(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部)

今後の展望と課題
主催者は、中高の連携校を増やしたことで参加者における中高生の割合が増加したことや、協賛・後援者の支援によって参加費を徴収せずに開催できた点に開催意義があったとしています。一方で、一部コンテンツにおいて初心者がつまずきやすい投資指標の意味や使い方を十分に伝えきれなかった点を課題として挙げており、来年はより多くの中高生スタッフと協力してコンテンツ設計と難易度調整に取り組む方針です。
本記事は全日本学生投資連盟の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



