サイキンソーとYKK APの断熱改修事業、東京都環境公社プログラムに採択
腸内フローラ検査事業を展開する株式会社サイキンソーと建材大手のYKK AP株式会社が進める『住環境(断熱)×腸内環境(健康)の可視化による「ヘルスケア・リノベーション」創出プロジェクト』が、公益財団法人東京都環境公社の令和8年度アクセラレータープログラム「断熱改修に関わる企業の新サービスの実証・事業化(1回目)」に採択された。
両社は2025(令和7)年度の同プログラムでも「断熱改修で家族の健康力UP ~腸内細菌叢でわかる健康力~」をテーマに共同調査を実施しており、住宅の断熱窓と腸内細菌叢(腸内フローラ)の間に関連があることが示唆されていた。今回の採択を受け、自宅の快適性と腸内フローラの相関解析をさらに深めるとともに、脱炭素と健康長寿を両立するヘルスケア空間プロデュースの事業化を目指す。
東京都は2050年の「ゼロエミッション東京」実現に向け住宅の省エネ化を推進しているが、断熱効果の認知不足や改修費用、業者選びの難しさといった課題を抱えている。
本プロジェクトでは、サイキンソーの腸内フローラ検査技術とYKK APの高断熱化技術を組み合わせ、住宅の温熱環境の改善が腸内環境にもたらす影響を可視化する。これにより、断熱改修の価値を「省エネ」だけでなく「健康・予防医療への投資」として再定義し、生活者のヘルスケア意識の向上や行動変容を促す狙いがある。
今後の取り組み内容と事業計画
プロジェクトの実施期間は令和8年10月から令和10年3月までを予定しており、主に以下の3つの施策を中心に実証と事業化が進められる。
- 腸内フローラ検査を用いた「健康訴求型」断熱窓改修パッケージの実証展開
断熱窓の改修予定世帯および未改修世帯を対象に、設置前後の夏季・冬季に世帯単位で腸内フローラ検査を実施し、温熱環境の変化が与える影響の実地データを収集・解析する。

- データに基づく工務店向け「腸活・断熱」販促ソリューションの提供
収集した解析データを基に、工務店やリフォーム会社向けにエビデンスベースで提案できる営業支援ツールを開発する。
- 「腸活×断熱」コンセプトのウェルネス施設事業の企画・展開(非住宅領域)
住宅領域の知見を保育所、高齢者施設、温浴施設などの非住宅領域へ拡張し、断熱性能と腸活プログラムを融合させた空間プロデュース事業や認証支援スキームの構築を目指す。

関連製品とサービスの概要

YKK APが推進する断熱窓への改修では、内窓「ウチリモ」の設置が1窓あたり約60分、窓交換「マドリモ」が約半日で実施できる。窓の改修により快適な空間をつくり、ヒートショックなどの健康リスク低減や光熱費・CO2削減に寄与するとしている。
サイキンソーが提供する「Mykinso(マイキンソー)」は、自宅で利用できる腸内フローラ検査サービスで、腸内環境の良し悪しや有用菌、要注意菌の状態を把握できる。個人向けのほか、医療機関、企業、アカデミア向けにもサービスが展開されている。
参画企業の概要
- 株式会社サイキンソー
- 設立:2014年11月19日
- 所在地:東京都渋谷区代々木1-36 -1 オダカビル2階
- 代表者:代表取締役 原 洋介
- 主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所
- HP:https://cykinso.co.jp/

- YKK AP株式会社
- 設立:1957年7月22日
- 所在地:東京都千代田区神田和泉町1
- 代表者:代表取締役社長 魚津 彰
- HP:https://www.ykkapglobal.com/ja/
本記事は株式会社サイキンソーの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



