ヨシタケシンスケ氏の新作絵本『そういうゲーム』、生き方のヒントをモノクロで

株式会社KADOKAWAは、絵本作家のヨシタケシンスケ氏による新作絵本『そういうゲーム』を2024年11月20日に刊行すると発表した。

『そういうゲーム』は、ヨシタケ氏の「生きる」をテーマにした絵本シリーズの第2弾となる作品だ。いろいろ考えすぎてつらくなってしまう人が、「自分だけじゃない」と感じ、人生をゲームに見立てることで日々をやり過ごすきっかけを見つける、ヨシタケ流の「生きるためのベンリな考え方」を提示する内容となっている。

本作の特徴は、ヨシタケ氏の作品としては初となる全編モノクロで描かれている点だ。いつものカラフルでユーモアあふれる作風とは一線を画した、ちょっとむきだしの作品になるという。

ヨシタケ氏は、自殺対策支援センター「ライフリンク」へのデザイン協力や、自身の「微うつ」体験の公開など、メンタルヘルスをテーマにした活動を広げている。現代社会の「閉塞感」や「やりきれなさ」と向き合う、新たなヨシタケ作品に注目が集まる。

『そういうゲーム』の発売に先立ち、ヨシタケ氏の長編絵本『メメンとモリ』が2023年5月31日に刊行されている。『メメンとモリ』は、「生きる意味」や「生きる目的」をテーマにした3つの物語で構成されており、身も蓋もない言葉の中にだけ、希望を見出せるときもあるという、ヨシタケ氏ならではのメッセージが込められた作品となっている。

書誌情報

『そういうゲーム』
著者:ヨシタケシンスケ
予価:1,400円+税
発売日:2024年11月20日予定
判型:B5判変型(ヨコ:182×タテ:152)
頁数:64ページ

『メメンとモリ』
著者:ヨシタケシンスケ
定価: 1,760円 (本体1,600円+税)
発売日:2023年05月31日
判型:A5判
頁数:136