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FIXER、オンプレ型生成AIに伊賀市と開発した情報公開の黒塗り支援アプリを搭載

株式会社FIXERは、三重県伊賀市と共同開発した「黒塗りアプリ(情報公開文書マスキング支援アプリ)」を、オンプレミス型生成AI「Sovereign GaiXer」の標準機能として搭載し、提供を開始しました。あわせて、Sovereign GaiXerの無料トライアル環境でも同アプリの提供を始めています。

情報公開請求における黒塗り作業の課題と開発背景

情報公開請求への対応では、膨大な行政文書の中から氏名・住所・電話番号などの個人情報や法人の権利利益に関わる情報を特定し、非公開箇所を黒塗り(マスキング)する作業が発生します。見落としが許されないため複数人での確認が必要となり、職員の業務負担が大きい一方で、機密性の高さからクラウド型の生成AIへの入力が難しいという制約がありました。また、PDFに黒い図形を重ねる手法では文字データが残り、コピー&ペーストで復元される情報漏えい事故が起きていることも課題となっていました。

FIXERと三重県伊賀市(市長:稲森 稔尚)は、2023年4月に「ChatGPTを活用したAI行政サービス実証事業に関する連携協定」を締結し、2024年10月からは生成AIサービス「GaiXer」を本格導入しています。現在では市職員の1,000名弱がGaiXerを利用していますが、現場から機密性を保った黒塗り作業の効率化を求める声が上がったことを受け、組織の閉域ネットワーク内で完結するSovereign GaiXerを基盤とした業務アプリを1ヶ月で構築しました。

黒塗りアプリの特徴と安全な処理体制

今回提供される黒塗りアプリは、行政文書を読み込むと、氏名・住所・電話番号などの個人情報、法人の権利利益に関わる情報、政策形成過程の情報など、黒塗り候補となる箇所を種別や根拠とともに一覧で提示します。AIは候補の提示にとどまり、条例や運用基準に基づく最終判断は職員が行う「Human in the Loop」のフローを採用することで、確認漏れの防止と判断の属人化抑制を図ります。

文書の読み込みから候補の提示までの処理は、組織内に設置したSovereign GaiXerの筐体内で完結し、外部の生成AIサービスへデータが送信されることはありません。同アプリはSovereign GaiXerの標準機能として組み込まれており、導入済みのユーザーも含めて追加費用なしで利用できます。

無料トライアルの提供と今後の展望

Sovereign GaiXerの無料トライアル環境でも黒塗りアプリの提供が開始されています。トライアルは同社が運用する実機にブラウザからログインする形式で、設置や機器配送は不要です。申し込みは約3分で完了し、最短2営業日でログイン情報が案内されます。なお、トライアル環境は評価用の共用環境であるため、実際の個人情報や機密情報を含まない文書での試用が求められています。

同社は、現場のセキュリティ制約によりAI活用が進まない業務課題をアプリとして実装し、標準機能として還元するサイクルの第一弾として本アプリを位置付けており、今後も自治体向け行政DXの展開を進めるとしています。

株式会社FIXERの概要

  • 会社名:株式会社FIXER
  • 代表者:代表取締役社長 松岡 清一
  • 所在地:東京都港区芝浦1-2-3 シーバンスS館 最上階
  • 設立:2009年
  • Webサイト:https://fixer.co.jp/
  • 無料トライアル申し込みURL:https://order.gaixer.com/trial/apply

本記事は株式会社FIXERの発表をもとに作成されています。

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