京都ポルタでMDISが新型案内システム実証実験
三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、JR西日本京都SC開発と協力し、京都駅直結の商業施設「京都ポルタ」で、床面プロジェクション「てらすガイド」による店舗案内の実証実験を行う。この実証実験は、2024年3月19日から31日までの期間、京都ポルタの南エリアB2Fイベントスペースと西エリア中央通り南側で行われる。
この実証実験の目的は、ポップアップストアへの来店客増加やユーザー満足度向上、インバウンド対応の強化、スタッフの負担軽減を図ることだ。具体的には、床面に光のアニメーションでポップアップストアの方向やイベント開催期間を表示し、多くの人の目に留まりやすい案内を実現する。また、ピクトサインや矢印等の図形とアニメーションを表示することで、外国人観光客にも直観的でわかりやすい案内・誘導を提供する。
さらに、床面用ステッカーと異なり、劣化や汚れによる張り替えが不要で、コンテンツはタブレットから簡単に変更が可能だ。イベント期間や営業時間に合わせてコンテンツを自動的に切り替え投影することもでき、これにより店舗への流入増加やお客様満足度向上、インバウンド対応やスタッフの負担軽減が期待できる。
JR西日本京都SC開発は、この取り組みをSDGsにも貢献するものと位置付け、店舗案内のDX化とインバウンド対応の実現を目指している。一方、MDISは、今回の実証実験により商業施設の案内誘導・ユーザの動線を改善し、利用ユーザの満足度向上に繋げると共に、JR西日本京都SC開発との取り組みを通じてより良い社会の実現に貢献するとしている。
使用する機器は、案内・誘導ソリューション「SuraNAVI」の「てらすガイド」で、これは三菱電機ビルソリューションズが製造したものだ。
この取り組みは、SDGsの17のゴールのうち、特に8番(働きがいも経済成長も)、9番(産業と技術革新の基盤をつくろう)、11番(都市と人々の調和)に貢献するものと考えられている。