NHK出版、NHKブックス最新刊板東洋介著日本思想の核心を2026年9月25日発売へ
NHK出版は、選書シリーズ「NHKブックス」の最新刊として、板東洋介氏による『日本思想の核心 この生をいかに耐えるか』を2026年9月25日に発売します。
本書は、千年以上にわたる日本の思想史を読み解き、「思うようにならないのに人生を生きる理由」を明らかにする教養書です。大学での講義をもとに、身近な比喩などを交えながら平明な文章で解説されています。
日本思想の通底にある姿勢を読み解く
デイヴィッド・ベネターやエミール・シオランの著作に見られるような切実なペシミズムに対し、本書では日本の思想史を照らし合わせて考察を進めます。
取り上げる対象は、『古事記』のスサノヲ神話、親鸞や道元による日本仏教、『平家物語』や『葉隠』に表れた武士の思想、中江藤樹や伊藤仁斎などの儒学者、国学の四大人(契沖・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤)、そして西田幾多郎の哲学など多岐にわたります。不如意(思うようにならないこと)を前提にしながら誰かを信じたり何かに打ち込んだりする態度を一貫した構えとして見出し、思想の「日本性」を描き出しています。
本書の構成
本書の目次は以下の通りです。
- はじめに ――人生は赤字か?
- 第一章 荒ぶる神が泣きやむまで――『古事記』神話
- 第二章 仏教の毒を吞みなおす――日本の仏教Ⅰ
- 第三章 「全剿滅」とは別のしかたで――日本の仏教Ⅱ
- 第四章 禅堂での経験から――日本の仏教Ⅲ
- 第五章 捉えがたい自己のかたち――武士の思想
- 第六章 かえしきれない負債――儒教の思想Ⅰ
- 第七章 信じることから全てははじまる――儒教の思想Ⅱ
- 第八章 われわれは泣きたいのだ!――国学の思想
- 第九章 作ることの救済――西田幾多郎・木村素衛
- 終章 この生は生きるに値するか/この生をいかに耐えるか
著者プロフィール
著者の板東洋介(ばんどう・ようすけ)氏は、東京大学文学部人文学科准教授(倫理学)を務めています。1984年兵庫県生まれで、東京大学文学部哲学専修課程卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)を取得しました。皇學館大学文学部准教授、筑波大学人文社会系准教授を経て現職に至ります。

専門は日本倫理思想史、日本近世思想史です。2005年に第29回銀杏並木文学賞大賞を受賞したほか、2010年には「和歌・物語の倫理的意義について」で日本倫理学会和辻賞を受賞しました。著書には『徂徠学派から国学へ』(ぺりかん社、日本思想史学会奨励賞受賞・サントリー学芸賞)や、『谷崎潤一郎』(清水書院「人と思想」シリーズ)などがあります。
書籍情報およびシリーズ概要
書籍の仕様とレーベルの詳細は以下の通りです。
- 書名:『日本思想の核心 この生をいかに耐えるか』
- 著者:板東洋介
- 発売日:2026年9月25日
- 定価:1,760円(税込)
- 仕様:B6判並製 248ページ
- ISBN:978-4-14-091302-4
- 出版社:NHK出版
- ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000913022026.html
- Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140913029/
「NHKブックス」は1964年1月に創刊されたレーベルで、新書より少し大きい選書シリーズとして日本で最も長い歴史を持ちます。「第一線の研究者が、一般の人へ向けて書く教養書」という方針を創刊当初から掲げています。
- NHKブックス特設ページ:https://www.nhk-book.co.jp/pr/nb

本記事はNHK出版の発表をもとに作成しました。
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