プロシップ、新リース会計基準対応のクラウドサービス提供へ

株式会社プロシップは、新リース会計基準に対応したSaaS型クラウドの新製品をリリースすることを決定した。新製品は、2027年4月以降の会計年度から適用が義務付けられる可能性がある新リース会計基準に対応したリース管理システムを提供するもので、2024年度中のサービス開始を予定している。

新リース会計基準は、借手のリース契約が原則オンバランスとなるもので、これまで対象外だった不動産賃貸借契約についても貸借対照表への計上が必要となる。これにより、多大な影響が見込まれている。プロシップは、新リース会計基準と同様の基準であるIFRS16号の導入実績が約100社あり、その知見を活かして新製品をリリースすることになった。

新製品は、IFRS16号の事例を活かした新リース会計に特化した製品で、クラウドネイティブな技術を活用し、SaaS型で提供される。また、ユーザーのセルフサーブの比率を高めた導入サービスも提供される。

新リース会計基準の適用に向けては、参考となるIFRS16の先行事例や豊富な導入実績をもとに、業種ごとの個別論点の解説や適用までの過ごし方、プロジェクトにおける課題と解決方法などの情報発信を行っている。

また、新リース会計基準の適用準備に向け、影響額を算出するための「新リース会計影響額試算ソリューション」を提供している。IFRS16の事例に基づいた業務要件で開発されており、簡易的な計算にとどまらず精度の高い試算が可能だ。

プロシップの総合固定資産管理ソリューション「ProPlus」は、シリーズ累計 5,304社の導入実績があり、各業界の大手企業の半数がProPlusを採用している。制度改正が多く頻繁にシステム対応を求められる固定資産分野をERPから切り出し、ProPlusを組み合わせることで、システムの品質確保と高い機能網羅性を実現している。