ADF、表参道で落合皎児の版画展を2026年10月9日から開催へ
ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、アート企画展「ADF Art Gallery Project」の第49回目として、落合皎児の版画展「Agua y Viento 1980s」を2026年10月9日(金)から10月21日(水)まで表参道のGARDE Galleryで開催します。
画家・版画家の落合皎児は、2024年末に3週連続で放送されたフジテレビ「ザ・ノンフィクション〜炎の中で死んだ父を僕は知らない〜」(The World Media Festival 2026 金賞受賞)で話題を呼びました。本展では、息子の陽介ギフレへと託された作品群の中から、作家デビュー以前からスペインで「スペイン150人作家」に選出されるまでの、1970年代〜1980年代にかけての作品の変遷が展示されます。

1968年、長野の青年であった落合皎児は、母の伝手によりスペインの王立サン・ホルヘ美術大学への入学機会を得ました。当時のスペインはフランコ独裁政権下にあり、ミロやタピエスらが検閲を逃れるべく記号や抽象表現にメッセージを託す手段として用いていた「版画」と出会います。
帰国後、創形美術学校版画科で学び直した落合は、1978年に30歳で再びスペインへと渡りました。バルセロナ最古の版画工房「スタジオ44」でミロやタピエスの刷り師を務め、スペイン王立応用美術アカデミーで石版画を教える経歴を重ねます。そして1980年、息子・陽介ギフレの誕生を機に自らも作家としての活動を本格化させました。

風《Viento》と水《Agua》を中心的テーマとした作品群はスペイン国立図書館に収蔵され、1989年にはピカソ、ミロ、タピエス、ダリらと並び「スペイン150人作家」の一人に認定されました。


日本への帰国と作品の継承
その後、活動の場を日本に移した落合は、フランスの文豪ミシェル・ビュトールとの共作などを発表し、絵筆を手放さず作品を描き続けました。2024年に不慮の火災によりこの世を去った後、作品は息子の陽介ギフレへと託されました。

本展では、スペインへの旅立ちから版画家として活動するまでの作品群が、ライフステージの変化とともに展示されます。
会期中のイベント
初日の2026年10月9日(金)18:00〜20:00には、自由に参加できるオープニングレセプションが開催されます。
また、2026年10月17日(土)には、神経美学・実験美学を専門とする川畑秀明氏(慶應義塾大学文学部教授)を招き、ミロ、タピエス、落合皎児の3人の作品を並べながら「アートは、どこに、届くのか。」をテーマにしたトークイベントが行われます。聞き手は落合皎児の息子の落合陽介(ギフレ)が務めます。
開催概要
- 会期:2026年10月9日(金)~10月21日(水)※全日開催
- 時間:11:00~18:00
- レセプション:2026年10月9日(金)18:00〜20:00
- 会場:GARDE Gallery
- 住所:東京都港区南青山5-2-1 NBF ALLIANCEビル4F
- 注意事項:1階店舗で会場場所を尋ねないようお願いいたします。
- 公式HP:https://www.koujiochiai.com/
- 販売URL:https://www.art-adf.jp/
本記事はADF(NPO青山デザインフォーラム)の発表をもとに作成しています。
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