ロロ・ピアーナ、伊ゲンメに新ニット生産拠点をオープン 約300人採用へ
ロロ・ピアーナは、イタリア・ピエモンテ州ゲンメに、ニットウェアの生産拠点「ロロ・ピアーナ・ゲンメ」をオープンしました。糸から完成品に至るフルファッション・ニットの全生産工程を集約した最先端の施設となります。同拠点では今後数年間で約300人の従業員を採用し、次世代を担う職人の育成に投資していく方針です。
1990年代以降初となる新製造拠点を集約
3年の歳月をかけて完成したロロ・ピアーナ・ゲンメは、1990年代以降初となる同メゾンの新しい製造拠点です。8,000平方メートル以上の広さを持ち、1階に製造施設、2階にオフィスやエデュケーショナル・エリア、ロロ・ピアーナ・ニット・デザイン賞の受賞作品を展示する専用スペースを設けています。


建設地は1987年に取得された歴史ある工業用地で、かつては製紙工場や綿紡績工場、ロロ・ピアーナの梳毛紡績工場「フィラトゥーラ・ペッティナータ・ゲンメ」として操業してきた場所です。歴史的な給水塔や旧管理棟など一部の施設を保存しながら、最新の生産施設として再生されました。
初の化石燃料不使用と環境に配慮した建築設計




同施設はLEEDゴールド認証の要件に沿って開発され、雨水利用や太陽光パネル、高度なエネルギー管理システムを導入しています。これにより、ロロ・ピアーナの製造施設として初めて化石燃料を使用しないガスフリー設計を実現しました。
建物の設計はフィレンツェの建築設計事務所メトロオフィス・アルキテッティが手がけました。大きなガラス面によって自然光を最大限に取り入れる構造とし、状況や人の有無に応じて光量を自動調整するインテリジェント照明システムを備えています。また、中庭や庭園を配置するなど、働く環境の快適性にも配慮されています。
人材育成を担うアカデミアと地域社会への支援
敷地内のリノベーションされた旧管理棟には、2015年に設立された育成機関「アカデミア・デイ・メスティエリ」が開設されました。独自の職人技として存在する59のメティエ(職種)を守り継承するため、プログラミングやリンキング、手仕上げ、修繕といった技術のトレーニングを実施するほか、LVMHのメティエ・デクセランスとも連携を図ります。
さらにロロ・ピアーナは新施設の開設を記念し、地元自治体とともに公園や子ども向け遊具エリアを含む公共スペースの再生支援を行っています。
本記事はロロ・ピアーナの発表をもとに作成されています。



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