酵素の効果と選び方、40代以上女性の実態調査
シックスセンスラボ株式会社が40歳以上の酵素を摂取中または過去摂取経験がある女性293名に対して実施したアンケート調査によると、酵素に期待する効果として腸内環境改善、免疫力向上、代謝向上がトップ3となった。実際に酵素を摂取した結果、疲れ、肌の調子、便通などが改善し、「なんとなく体調がいい」と感じた人も4人に1人いた。
効果を感じるまでの期間は1か月以内が最多で、酵素は比較的早く効果を実感できる可能性が示唆された。また、摂取した酵素について7割近くが高評価しており、中高年の女性と健康・美容食品としての酵素の親和性が比較的高いことがわかった。
酵素の形状は液体タイプが半数近くを占め、ペーストやタブレットも2割を超えた。価格帯は高価格になるほど選ばれる割合が少なくなり、価格に敏感な傾向が見られた。摂取タイミングは「食後」が最も多く、次いで「決めずに摂取する」という回答が多かった。
酵素選びの最重視ポイントは「成分表示」で、意外にもブランドで選ぶという回答は少なかった。年代別の分析では、60代以上で原産地へのこだわりが特に高くなった。
自由記述では、「腸内環境を整えたり、体を冷やさないようにしたり、肌の状態も良好」「続けられる価格がいい。自分のペースで続けられるのがいい」「即効性のあるものではないのでかなり長い期間の摂取が必要」などの意見が寄せられた。
この調査結果から、中高年女性の間で酵素への関心が高く、腸内環境改善や免疫力向上などの効果を期待して摂取されていることがわかる。一方で、価格や継続しやすさなどの点で課題もあり、個人差も大きいようだ。酵素選びのポイントとして成分表示が重視される一方、ブランドへのこだわりは少ないという結果も興味深い。