エンのHR OnBoard調査、入社1年目で意欲が高かった社員の4割超が2年目に失速
エン株式会社は、同社が運営する定着・活躍支援ツール『HR OnBoard』などの利用データを分析した「入社1年目社員・入社2年目社員のコンディション変化」の調査結果を発表しました。入社1年目終了時に就業継続意欲が低かった社員の2年目の離職率は、意欲が高かった社員の約1.8倍に達することが明らかになりました。また、1年目に意欲が高かった社員の41.4%が2年目に調子を崩す一方、上司の関与によって意欲を持ち直す傾向も示されています。
1年目終了時の意欲低下で2年目の離職率が1.8倍に
『HR OnBoard』では、入社1年が経過するタイミングで今後の就業継続意欲を質問しています。分析によると、就業継続意欲が「高(働き続けたい)」と回答した社員の2年目の離職率は15.2%でした。

これに対し、「中・低(どちらでもない、働き続けたくない)」と回答した社員の2年目の離職率は27.1%となり、「高」の社員の約1.8倍にのぼることが分かりました。
2年目の不調者は離職率24.8%、高意欲層でも41.4%が失速

入社2年目以降パルスサーベイ『HR OnBoard NEXT』の月次アンケートによる総合評価(1~5、全体平均の3.55以上を「いい」、3.55未満を「悪い」と定義)をもとに分析したところ、コンディションが「いい」社員の離職率は14.4%でした。一方で「悪い」社員の離職率は24.8%と、「いい」社員の約1.7倍となりました。
さらに、1年目終了時に意欲が高かった層であっても、41.4%が2年目に調子を崩していることが判明しました。回答者からは「感謝されない」「会話がない」「必要とされている感じがしない」といったコメントが多数寄せられており、承認と関係性の希薄化が不調を招いているとうかがえます。

意欲向上の鍵は上司の具体的な関与
一方で、1年目終了時の就業継続意欲が「中・低」だった層のうち、36.9%は2年目に調子を取り戻しています。回答の分析によると、目標の明示や成長を促すフィードバック、改善への助言といった「上司の具体的な関与」が意欲を引き上げるきっかけになっているとうかがえました。

『HR OnBoard』企画責任者 神田 堅太は、「1年目に順調だった社員ほど、2年目のコミュニケーション不足で調子を崩しやすい」と指摘したうえで、状況に応じた柔軟なアプローチの必要性を述べています。
調査概要

- 調査方法:入社1年目特化型パルスサーベイ『HR OnBoard』、入社2年目以降パルスサーベイ『HR OnBoard NEXT』に集まったデータを分析
- 調査対象:『HR OnBoard』の利用者
- 有効回答数:入社1年目社員 22,000名、入社2年目社員 16,000名
- 調査期間:2017年12月~2026年3月

本記事はエン株式会社の発表をもとに作成しました。
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