KADOKAWA、イザベラ・ディオニシオ著の不倫文学入門書を10月1日に刊行へ
株式会社KADOKAWAは、イザベラ・ディオニシオ著『不倫が好きな文豪たち 未読でも既読でも楽しめる日本文学入門』を10月1日に刊行する。本作は、古典から近現代文学における不倫を題材とした作品群を取り上げ、その背景や描かれ方を読み解く日本文学の入門書となっている。著者が自ら全編日本語で執筆を担当した。


不倫文学のヒットと社会的背景を読み解く
本書では、道ならぬ恋を描いた作品がいつ、なぜヒットしたのかという点に着目している。日本では姦通罪がなくなった戦後に多くのベストセラーが生まれたが、同書では罪に問われなくなったことだけでなく、近代のイエ制度の中で妻や母という役割に閉じ込められていた女性たちが、ひとりの女として自我を取り戻したことも要因として挙げている。


古典から近現代まで多様な作品を網羅
作中では、姦通罪が存在した時代に発表された近松門左衛門『堀川波鼓』や夏目漱石『それから』をはじめ、戦後初の不倫ベストセラーとなった大岡昇平『武蔵野夫人』、谷崎潤一郎『鍵』、社会現象となった三島由紀夫『美徳のよろめき』などが取り上げられる。さらに、瀬戸内寂聴『田村俊子』や向田邦子『阿修羅のごとく』のほか、原点としてダンテ・アリギエーリ『神曲』や紫式部『源氏物語』にも触れている。
著者のプロフィールと書誌情報
著者のイザベラ・ディオニシオは1980年イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日した。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)を修了後、日本でイタリア語・英語翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活動している。過去の著書に『女を書けない文豪たち イタリア人が偏愛する日本近現代文学』(KADOKAWA)などがある。
本書の詳細は以下の通り。
- 書名:『不倫が好きな文豪たち 未読でも既読でも楽しめる日本文学入門』
- 著者:イザベラ・ディオニシオ
- 発売日:2026年10月1日
- 価格:2090円(本体1,900円+税)
- ISBN:9784041164921
- 発行:株式会社KADOKAWA
- URL:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000531/
本記事は株式会社KADOKAWAの発表をもとに作成されています。
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