スポーツ自転車ブランドのスペシャライズドは、新型のクロスカントリー・マウンテンバイク「Epic 8」を発表した。これは、ライドダイナミクスという技術による革新的な開発により、軽量性を保ちつつ、ペダリング効率と走破性を大幅に向上させたモデルである。

Epic 8は、スペシャライズドが追求する速さを体現したクロスカントリーレースバイクで、その目標はこれまでも変わらず、今後も変わることはない。クロスカントリーのレースコースは年々難易度が増し、それに適応するための最速のバイクが求められている。新型Epic 8は、その期待に応えるべく、先代モデルを超える効率性と軽さを実現した。

新型Epic 8は、ペダリング効率を優先した硬めのコンプレッションと、荒れたセクションでのアクティブな動きの両方をバランスさせる「マジックミドル」、長い下りやテクニカルなセクションでサスペンションを最大限に動かす「ワイドオープン」、そしてゴールまで残り50mや比較的スムーズな路面が長く続く上り坂でペダリングに集中する「スプリント・オン・ロック」の3つのモードを搭載している。

また、新型Epic 8は、ペダリング動作を徹底的に高効率化している。ライドダイナミクスによるサスペンションのキネマティクスの最適化により、ペダリングで生じる非効率的なボビングを20%軽減し、ライダーを最もペダリング効率の優れた高い位置に保つ。

さらに、新型Epic 8は、前世代よりも12％多くバンプと振動の力を吸収することが判明し、ライダーの疲労を軽減し、長時間にわたってパワフルに走ることが可能となっている。

新型Epic 8は、これらの優れた性能を保ちつつ、便利な機能も搭載している。例えば、ライドに必須のアイテムをダウンチューブに入れて運べるSWAT 4.0や、転倒時にハンドルバーが回ってトップチューブに傷が入るのを防ぐステアリングストップなどがある。

スペシャライズドは、科学に基づいたパフォーマンスを追求し、ライダーが求める最高のライドを実現することに情熱を注いでいる。新型Epic 8は、その結果として生まれた製品であり、そのパフォーマンスは、ライダーにとって新たな可能性を切り開くことだろう。