岡山大学が第1回ICSB Study Weekendを開催 構造解析の実習を実施
国立大学法人岡山大学の高等先鋭研究院を構成する異分野基礎科学研究所国際構造生物学研究センター(ICSB)は、津島キャンパスで「第1回 ICSB Study Weekend」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
本講習会は「クライオ電子線トモグラフィーによる細胞内タンパク質のin situ構造解析法」をテーマに実施され、徳島大学先端酵素学研究所・基幹研究部門分子細胞形態学分野の福田善之准教授が講師を務めました。







講演とハンズオントレーニングを実施
講習会では、クライオ電子線トモグラフィーの原理や応用例に関する講演が行われました。実技実習では、チュートリアルデータとして用意された精製タンパク質試料と、FIB-SEMでラメラを作製した哺乳類細胞のトモグラムを使用し、解析プログラム「RELION」、「Mem-brain-Seg」、「Amira」を用いた実習に取り組みました。
講演と体験型演習(ハンズオントレーニング)では、質疑応答を交えながら解説が行われ、参加者による活発な意見交換も行われました。
参加者数は以下の通りです。
- 講演:対面13人、オンライン4人
- 実技実習:対面10人
- 翌日の実技実習:対面9人
(参加者のうち、大阪大学1人、名古屋大学1人、広島大学1人)
クライオ電子顕微鏡を用いた構造解析は、タンパク質の立体構造から機能を担う分子機構を解明することができ、創薬研究、エネルギー問題、食糧問題の解決、環境問題の解決につながる可能性を秘めています。
岡山大学では、以下の先端機器を導入し、学内外への共用を行っています。
- クライオ電子顕微鏡「KriosG4」(300 kV, サーモフィッシャー社):2024年2月1日から共用開始
- クライオ電子線トモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」(サーモフィッシャー社):2025年11月1日から共用開始


これらの設備を学外にも広く開放し、構造生物学をはじめとしたさまざまな分野における研究推進を支援しています。
開催概要
- 主催:国立大学法人岡山大学 高等先鋭研究院 異分野基礎科学研究所 国際構造生物学研究センター(ICSB)
- 会場:岡山大学津島キャンパス 理学部講義室、共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)
- 開催形式:対面およびオンラインのハイブリッド形式
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成しました。

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